でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2017年12月2日放送 第453回

「静電気の正体」

寒く乾燥したこの季節、やっかいな「静電気」について実験!

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アクリルの台の上にフリースなど厚着をしたスタッフが乗っています。


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フリースを脱ぐと・・・帽子のビニールひもが立ちました。
これが体に静電気がたまった証拠です。


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人間の体は、元々プラスとマイナスの電気を同じだけ持っていて、 バランスがとれています。例えば、ウールの上にフリースを着た状態で フリースを脱ぐと、プラスの電気がフリースにくっついてはがれていき、 体には、マイナスの電気が残ります。


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これが、体に静電気がたまった状態です。


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ビニールひもが立ったのは、残ったマイナスの電気どうしが反発するためです。


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では、立ったビニールひもに、布でこすった風船を近づけると・・・


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ひもが風船に反発した!


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布でこすった風船にはマイナスの電気がたまっています。スタッフにも マイナスの電気がたまっているので、風船と反発するのです。


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一度、静電気を放電させてから、さらにウールの服を脱ぐと・・・ やはり、体に静電気がたまります。


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同じように風船を近づけると、今度はひもが風船に引き寄せられます。


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これは、体にプラスの電気がたまっているため。


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つまり、衣類の組み合わせによって、プラスがたまるか、マイナスがたまるか決まるのです。


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では、体に静電気がたまった状態で人に触れてみましょう。


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静電気が放電しました。この放電、痛いですよね。


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静電気がたまった状態で人や金属に触れると、体の電気が触れたところから、 一気に移動するため、痛みを感じるのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。