2017年12月2日放送 第453回
寒く乾燥したこの季節、やっかいな「静電気」について実験!
(1)
アクリルの台の上にフリースなど厚着をしたスタッフが乗っています。
(2)
フリースを脱ぐと・・・帽子のビニールひもが立ちました。
これが体に静電気がたまった証拠です。
(3)
人間の体は、元々プラスとマイナスの電気を同じだけ持っていて、
バランスがとれています。例えば、ウールの上にフリースを着た状態で
フリースを脱ぐと、プラスの電気がフリースにくっついてはがれていき、
体には、マイナスの電気が残ります。
(4)
これが、体に静電気がたまった状態です。
(5)
ビニールひもが立ったのは、残ったマイナスの電気どうしが反発するためです。
(6)
では、立ったビニールひもに、布でこすった風船を近づけると・・・
(7)
ひもが風船に反発した!
(8)
布でこすった風船にはマイナスの電気がたまっています。スタッフにも
マイナスの電気がたまっているので、風船と反発するのです。
(9)
一度、静電気を放電させてから、さらにウールの服を脱ぐと・・・
やはり、体に静電気がたまります。
(10)
同じように風船を近づけると、今度はひもが風船に引き寄せられます。
(11)
これは、体にプラスの電気がたまっているため。
(12)
つまり、衣類の組み合わせによって、プラスがたまるか、マイナスがたまるか決まるのです。
(13)
では、体に静電気がたまった状態で人に触れてみましょう。
(14)
静電気が放電しました。この放電、痛いですよね。
(15)
静電気がたまった状態で人や金属に触れると、体の電気が触れたところから、
一気に移動するため、痛みを感じるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。