2017年12月9日放送 第454回
お弁当などに入っている「しょう油入れ」。
実は、たくさんのしょう油入れに一気にしょう油を入れる
方法があります。
(1)
真空状態にすることができる保存容器の中に、空のしょう油入れをたくさんつめこみます。
(2)
その上からしょう油を注いでフタをします。
(3)
まだ、しょう油入れにしょう油は入っていません。
(4)
容器の中の空気を抜き、圧力を下げていきます。
(5)
空気を抜いて減圧しました。
しかし、まだ、しょう油はしょう油入れに入っていません。
(6)
器に空気を入れ、圧力を戻します。すると・・・
(7)
しょう油入れにしょう油が入った!
(8)
このように、たくさんのしょう油入れに一気にしょう油を入れることができました。
(9)
模型を使って仕組みを解説しましょう。
重りをつけたガラスびんを水の中にしずめます
(10)
そして、容器の中の空気を抜くと圧力が下がり、ガラスびんに入っていた空気が出ていきます。
ガラスびんから泡が出なくなるまで減圧したら・・・
(11)
容器に空気を入れて圧力を戻します。この時、減圧されたガラスびんの内部も
元の圧力に戻ろうとします。しかし、周りには液体しかないので・・・
(12)
周りの水がガラスびんに入っていくのです。
この仕組みを利用することで、たくさんのしょう油入れに一気にしょう油を入れることができるのです。
(13)
この方法は、干しシイタケを戻す作業にも使え、わずか5分程度で戻すことができます。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。