でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2017年12月16日放送 第455回

「パンタグラフのしくみ」

電車を走らせる電気は、電車の上に取り付けた「パンタグラフ」からとっています。
パンタグラフはどのような仕組みになっているのでしょうか?

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電車の模型を実際に走らせてみましょう。 電車が線路の上に乗っています。電車の上には架線が張られています。


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電車の上に取り付けられている装置が「パンタグラフ」です。


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パンタグラフを架線に触れさせると・・・電車が走った!


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実は、架線にはプラスが線路にはマイナスの電気がつながっていました。


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架線にパンタグラフを触れさせることで、回路がつながり、電車に電気が流れるようになります。 この電気によってモーターを回し、電車は走るのです。


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踏切を渡るとき、線路を踏んでも、感電しませんよね。
人が線路に触れても一緒に架線に触らない限り回路としてはつながらないので、体に電気は流れず、 安全なのです。


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パンタグラフとは、このようなひし形で 伸びたり縮んだりするような形のモノを言います。


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古くは製図や絵を描くときに使われ、元の絵や図を拡大、縮小する道具のことを 「パンタグラフ」と呼んでいました。


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皆さんもよく知っている「パンタグラフ」、それが・・・ 「マジックハンド」です。


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端を動かすことで、伸ばしたり縮めたりすることができるオモチャです。 なぜ、この仕組みが電車に使われているのでしょうか?


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地面は平らではなく、電車と架線の距離は、常に一定という訳ではありません。 「パンタグラフ」は電車と架線の間が広くなると伸び、せまくなると縮みます。


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つまり、道に細かいデコボコがあっても、常に架線に触れさせることができ、 電気を取り込み続けられるのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。