2018年3月3日放送 第465回
電子書籍などに使われている「電子ペーパー」。電気的に文字の表示を変えていますが、どのような仕組みになっているのでしょうか?
(1)
白いシートがあります。これが「電子ペーパー」です。このシートに電気を流すと・・・
(2)
文字が浮かび上がった!
(3)
電気が流れた瞬間に変化します。つまり、文字を変えたい時だけ、電気を流せばいいので、液晶のタブレットなどに比べ、消費電力が少ないのがメリットです。
(4)
この電子ペーパーですが、表が白の時、裏は黒になっています。電気を流すと・・・
(5)
表が黒、裏が白になります。つまり、表と裏で色が反転している訳です。
(6)
電子ペーパーの仕組みをこちらで説明しましょう。ペンでなぞった部分が黒くなり、下の装置を動かすと、また白くなります。皆さんも、遊んだことがあるんじゃないでしょうか?
(7)
ペンの先には磁石が取り付けてあります。
(8)
ペンを近づけると、ボードの中にある磁力を持った黒い粒が引き寄せられます。それが、文字や図形となって表から見えている訳です。電子ペーパーも基本的には、これと同じ仕組みです。
(9)
電子ペーパーの場合、色を付けたプラスの粒子とマイナスの粒子、2種類が入っています。そして、電圧のかけることで粒子を動かし、文字などを表示しているのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。