2018年4月28日放送 第473回
ゆで卵とフラスコを使った不思議な実験!
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こちらのゆで卵を、フラスコの中に入れてみようと思います。
(2)
実は、フラスコの口よりもゆで卵の方が大きいのです。しかし、科学的な方法を使えば卵を壊さず簡単に中に入れることができます。
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フラスコには少量の水が入っています。
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フラスコを温めて、フラスコ内を水蒸気で満たします。
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そして、フラスコを冷水で冷やしながら、口の部分にゆで卵を乗せると・・・
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ゆで卵がフラスコに入った!
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フラスコを温めることで水が沸騰し、水蒸気によってフラスコ内の空気が追い出されます。
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この状態でフラスコを冷やしながら口の部分に卵を置くと、水蒸気が水に戻ることで、フラスコの中が減圧されます。
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その結果、外の空気に卵が押され、中に入っていったのです。
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今度はフラスコの中の卵を取り出してみましょう。当然、口よりもゆで卵の方が少し大きいので、逆さにしても出てきません。
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内側がぬれたままの状態で、フラスコを逆さにし、卵でフタをします。この状態でフラスコを熱湯で温めると・・・
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卵が出た!
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フラスコ内がぬれている状態で温めると、中の水が水蒸気になり、内部の圧力が高くなります。
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その結果、内側からゆで卵が押され、飛び出してきたのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。