2018年5月5日放送 第474回
水が落ちたり、流れたりする音の正体について実験!
(1)
タンクに水が入っています。
(2)
取り付けた蛇口から水滴が落ちるように、ちょっとずつ水を出すと・・・
(3)
音がします。音を計測する装置の画面でも、水の音を拾い波形が出ています。
(4)
では、水を出す勢いを少し上げ、水が途切れなく出る状態にすると・・・
(5)
音が聞こえなくなった!計測する装置の画面でも、音が消えたことが分かります。
(6)
実は、普段聞いている水が流れる音の正体は『気泡』です。
(7)
水が流れ落ちるとき、水滴になって落ちると水面で気泡ができます。この気泡ができるときに振動して、水の音として聞こえるのです。
(8)
水が途切れなく出る状態になると、水滴にならず気泡はできません。そのため、音が聞こえなくなるのです。
(9)
水が流れたり落ちたりする音には、音の高さや音色に違いがあります。水が出す音の違いは、どこにあるのでしょうか?
(10)
太さが違う2種類のチューブがあります。2本のチューブを水の中に入れ、細いチューブから出る空気の音と、太いチューブから出る空気の音を聞き比べます。すると・・・
(11)
どちらも『気泡』が振動する音ですが、音の高さが違います。
(12)
泡を見てみると、チューブから出てくる気泡の大きさが違います。細いチューブからは小さな気泡、太いチューブからは大きな気泡が出ています。
(13)
振動する気泡が小さいと音が高くなり、気泡が大きくなるにつれて音は低くなるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。