2018年5月12日放送 第475回
砂糖と重曹を混ぜたモノを燃焼させると、不思議な現象が起こる!?
(1)
砂糖と重曹を混ぜたモノを用意します。
(2)
砂の上に砂糖と重曹を混ぜたモノを盛ります。
(3)
周りの砂に液体の燃料をかけ、火をつけます。すると・・・
(4)
不思議な黒い物体が大量に出てきました。
(5)
触ってみると、とても軽く簡単に壊れてしまいます。
(6)
この黒い物体は、砂糖が炭になったモノです。どうして、上に伸びていくのでしょうか?
(7)
用意したのは、先ほど砂糖に混ぜていた『重曹』です。これをお湯に入れると・・・
(8)
泡が出ます。これは、重曹がお湯に温められて炭酸ガスを出しているのです。
(9)
実は、砂糖が黒くふくらむのは、お菓子などで膨らし粉として使われている重曹が炭酸ガスを発生させるためと言われていますが、それは間違いなのです。
(10)
その証拠に、重曹とは違う『炭酸ナトリウム』でやってみます。炭酸ナトリウムをお湯に入れます。
(11)
実は、炭酸ナトリウムをお湯に入れても炭酸ガスは出ません。
(12)
膨らむ理由が『炭酸ガス』ならば、炭酸ナトリウムと砂糖を混ぜたモノで実験すると上には伸びないはずです。実際にやってみると・・・
(13)
こっちも黒い物体が出た!炭酸ガスを出さないモノでも、同じように上に伸びました。
(14)
実は、重曹の本当の役割は助燃作用、砂糖が燃えるのを助ける作用です。重曹により砂糖がよく燃えたので、黒い物体が上に伸びていったのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。