2018年5月26日放送 第477回
水が燃える!?不思議な科学マジック!
(1)
このカップには水が入っています。この水を注ぎながら火を近づけると・・・
(2)
水が燃えた!科学マジックですから科学的なタネがあります。
(3)
これは『石松子(せきしょうし)』と呼ばれるモノです。『ヒカゲノカズラ』という植物の胞子で、非常に小さな粒子です。
(4)
石松子には面白い性質があります。チューブをつなげたロウトに、石松子を入れます。
(5)
息を吹き込むと、石松子が舞います。
(6)
火をつけたロウソクにビニール袋をかぶせ、火に石松子を吹きかけます。すると・・・
(7)
ビニール袋が浮き上がりました。
(8)
ロウトから出た石松子が一気に燃え、急激に温められた空気によってビニール袋が浮かび上がったのです。このように石松子には、非常に燃えやすい性質があるのです。
(9)
最初にお見せしたマジックは、石松子を水に浮かべていました。
(10)
この石松子、さらに面白い特徴があります。石松子を水に浮かべ、そこに手を突っ込みます。すると・・・
(11)
手の周りに、層ができました。水から手を出すと・・・
(12)
手に石松子がついた状態になっていますが、まったく濡れていないのです。石松子はとても撥水性が高い物質、水に濡れない性質をもっています。実はこれらが、水が燃えたように見えた理由なのです。
(13)
水に石松子を浮かべた状態で水を注ぐと、石松子が舞います。ここに火を近づけると、舞った石松子が燃えます。それが、まるで水が燃えたように見えていたのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。