2018年9月8日放送 第492回
電気のエネルギーで音を出す、電子楽器の仕組み!
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こちらのあまり見慣れない装置に手を近づけると・・・
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不思議な音が鳴りました。これは、「テルミン」と呼ばれる楽器。実は、世界初の電子楽器なのです。
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普通の楽器は手を触れることで音をつくりますが、テルミンは手を触れなくても、アンテナを通して電気的にコントロールすることができます。
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アンテナに手を近づけたり、手を遠ざけたりすることによって電気的な振動を作り、それを音にしているのです。
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皆さんが知っている有名な電子楽器といえば「エレキギター」ですよね。どのような仕組みで音を出しているのでしょうか?
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エレキギターの仕組みを再現するために、実験装置を用意しました。ここには鉄線と銅線が張ってあります。ギターは、このような弦を震わせて音を出します。
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このまま弦を弾いても・・・小さな音しか出ません。
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大きな音を出すためには、このような鉄の棒に磁石を取り付けたコイルが必要です。これは『ピックアップ』と呼ばれます。
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アンプにつなげたピックアップを鉄線に近づけて、鉄線を弾いてみると・・・
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音が大きくなりました。
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棒に取り付けた磁石によって、鉄線が磁力を帯びます。
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この磁力を帯びた線が振動すると、コイルに電気が流れます。つまり、このピックアップで鉄線の振動を電気信号に変えていたのです。
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同じことを銅線でやってみると・・・音は大きくなりません。銅線は磁力を帯びないので、振動を電気信号に変えることができないのです。
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実際のピックアップは、エレキギターのこの部分についているのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。