2018年9月29日放送 第495回
簡単に楽しめる炭酸を使った不思議な現象!
(1)
炭酸水を細長い容器に注ぎます。
(2)
その中に干しブドウを一粒入れます。すると・・・
(3)
炭酸水の中で干しブドウが浮き沈みを繰り返しています。
(4)
ホワイトチョコレートのボールでも、同じような現象が起こりました。どうして、こんな動きをするのか?よく観察してみましょう。
(5)
沈んだチョコレートに泡が付き始めました。この泡が大きく成長することで、それが浮力となって、浮かび上がります。
(6)
水面に出ると、泡が割れ、チョコレートは浮力を失い、自分の重みで沈んでいきます。これを、繰り返しているのです。
(7)
干しブドウやチョコレートに付く泡は、炭酸水に含まれている炭酸ガスです。なぜ、炭酸ガスが発生するのでしょうか?
(8)
細かい霜がついている氷を用意しました。
(9)
この氷を一度水につけて、霜をとってから炭酸水に入れます。
(10)
あまり泡立ちません。
(11)
では、水につけず、霜がついている状態で炭酸水に入れます。すると・・・
(12)
泡がたくさん出ました。
(13)
炭酸水は、圧力を高くすることで炭酸ガスをたくさん溶かしています。
(14)
キャップをとって、コップに注いだ炭酸水は、圧力が下がって炭酸ガスが逃げようとしています。そこに霜がついた氷を入れると、霜の粒が炭酸ガスを発生させるきっかけ、核となり、泡が発生するのです。
(15)
干しブドウやチョコレートの場合も、表面に核となるモノがあり、泡が発生します。その泡が大きく成長することで、浮き沈みを繰り返すのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。