2018年10月6日放送 第496回
楽しい乗り物『キャスターボード』乗りながら進むことができる仕組みを解説!
(1)
こちらは『キャスターボード』と呼ばれるモノです。タイヤがキャスターなので、そう呼ばれています。
(2)
どうやって進んでいるのか?キャスターの動きを小型カメラで見ると・・・キャスターがクネクネ動いています。板をクネクネ、足で動かすことで前に進みます。
(3)
ポイントが2つあります。1つは、ボードが真ん中でねじれるようになっていること。
(4)
もう1つは、2つのキャスターがボードに斜めにとりつけられていることです。
(5)
キャスターを斜めにとりつけているので、ボードを置いて上から押すと・・・キャスターの向きは自然に一方向になります。実は、これが一番安定した状態です。
(6)
そのためキャスターボードは、進む方向が決まっているのです。
(7)
さらに、ボードの後ろ側に力を加えてねじると・・・後ろのキャスターが斜め横を向きます。この状態からボードを後ろに動かそうとすると・・・後ろには動きません。
(8)
つまり、キャスターを斜め横向きにすることで、摩擦で動かなくなり、ボードを通してキャスターで床を蹴ることができます。これが推進力を生みだします。
(9)
ボードをねじれた状態から戻すと・・・キャスターの向きが元に戻ります。すると、摩擦がなくなるので、床を蹴った推進力によって前に進みます。
(10)
さらに、逆方向にボードをねじると、キャスターはまた斜め横向きになるので、再びキャスターで床を蹴れるようになり、推進力を生みだします。
(11)
これを繰り返し、何度もボードをくねらせることで、乗りながら進むことができるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。