2018年10月27日放送 第499回
不思議な音を鳴らす楽器『ミュージックソー』を紹介!
(1)
これは、ノコギリのように見えますが、楽器です。
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これは『ミュージックソー』と呼ばれるモノです。ノコギリの形をした金属板を弓で弾くことで振動を作り出し、音を出しています。
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さらに、ノコギリを曲げることで、音程を変えることができます。普通の状態だと、低い音が鳴ります。
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普通の状態で音を鳴らし、曲げていくと・・・音が高くなります。なぜ、曲げると音程が変わるのでしょうか?
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ノコギリを弾いて、その上に砂をまきます。
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砂が弾かれて移動しました。砂に囲まれているところが、振動した部分です。
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では、ノコギリを曲げ、高い音を出して砂をまきます。
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曲げた状態で弾くと、砂が動く範囲が狭くなっています。例えば、大きな太鼓と小さな太鼓だと小さな太鼓の方が高い音が鳴りますよね。
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実は、振動する範囲がせまいほど、音が高くなります。ノコギリを曲げると、振動する範囲がせまくなるので、音は高くなるのです。
(10)
実は、皆さんが学校で使う下敷きでも同じようなことができます。
(11)
下敷きの両端を手で持って曲げると、曲げるときに独特な音が鳴りますよね。
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下敷きが曲がる瞬間は低い音が鳴り、そこから、大きく曲がるにつれて、高い音に変化しているのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。