2018年11月3日放送 第500回
お父さん、お母さん世代には懐かしい、レコードの音が鳴る仕組みを実験!
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こちらがレコードです。レコードにはクネクネと曲がった溝が掘ってあります。そこに針を当て、レコードを回すことで、針が左右に動き、振動が生まれ、音を再生しているのです。
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振動を拾う装置を『ピックアップ』と言いますが、今回は手作りのピックアップを用意しました。
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構造はとてもシンプル。ちょっと工夫して、ガラスで針を作り、それを紙コップにこんな風に取りつけました。
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針をレコードの溝に置いて、レコードを回します。すると・・・紙コップから音が聞こえてきました。
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溝の振動を針が拾い、コップの底を震わせることで音を鳴らしています。この『ピックアップ』を電気的な仕組みにしたモノが『レコードプレーヤー』です。
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アームと呼ばれる部分にコイルを取りつけたピックアップを設置しました。
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コイルはアンプとスピーカーにつながっています。
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針をレコードに置いて、レコードを回転させます。まだ、音はほとんど聞こえてきません。
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そこで、磁石をコイルに近づけます。すると・・・
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スピーカーから音が聞こえてきました。
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針に取りつけたコイルがレコードの溝によって振動しています。そこに、磁石を近づけると、磁界の中でコイルが振動し、電磁誘導によってコイルに電気が流れます。
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つまり、ピックアップに取りつけたコイルと磁石で、針の振動を電気信号に変換しているのです。これが『レコードプレーヤー』の仕組みです。
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皆さん、今回で『はぴエネ!』は500回目の放送を迎えました!ありがとうございます!これからも、合い言葉は『はぴエネ!』
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。