2018年12月22日放送 第507回
パーティーなどで盛り上がる静電気を使った
手作りオモチャを紹介!その名も『電気クラゲ』。
白いクラゲのようなモノを風船で浮かべることができます。
(1)
作り方と仕組みを解説しましょう。まず、荷造り用のヒモを用意します。それを数本束ねて、細長くさきます。
(2)
これで『電気クラゲ』の完成。これをマフラーでこすります。すると、ヒモにマイナスの静電気が起こり、板に張り付きます。
(3)
一方、風船をマフラーでこすっても、同じマイナスの電気が起こります。
(4)
同じ種類の電気は、近づけると反発するので、風船で電気クラゲを宙に浮かせることができるのです。
(5)
クラゲの足が開いているのも同じ理由です。1本1本の足に起きたマイナスの電気どうしが反発しているのです。
(6)
今度は、アクリル棒を使います。アクリル棒をマフラーでこすると、風船とは逆、プラスの電気が起こります。
(7)
プラスの電気とマイナスの電気は近づけるとくっつく性質があるため、クラゲに棒を近づけると、クラゲが引き寄せられます。
(8)
風船には反発し、アクリル棒には引き寄せられます。このようにこすり合わせるモノの組み合わせによってプラスの電気が起きたり、マイナスの電気が起きたりするのです。これが静電気の性質です。
(9)
風船やアクリル棒が無くても、下敷きと小さな電気クラゲを使えば、浮かせることができます。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。