でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2018年12月29日放送 第508回

「人間の目のしくみ」

人間の目は遠くでも近くでもピントを合わせることができます。
どのような仕組みになっているのでしょうか?

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目の構造を、模型を使って説明しましょう。このレンズが目の『水晶体』と呼ばれる部分です。


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レンズには、注射器がついていて、水を出し入れすることで厚みを変えられるようになっています。


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そして、この白いスクリーンが目の『網膜』と呼ばれる部分です。


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星の形にした照明の光を、レンズを通して見てみます。スクリーンに映る像を見ると、ピントが合っています。


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そこで、星の位置をレンズに近づけます。すると・・・


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スクリーンに映る像がぼやけてしまいました。


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この状態で、レンズに水を送り込んで、レンズを厚くしてみましょう。


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スクリーンにくっきりとした画像が映りました。実は、レンズ(水晶体)を厚くしたことでピントが合ったのです。


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人間の目は、筋肉を使ってレンズの厚さを変えることで、近くにも遠くにも、ピントを合わせることができるようになっているのです。


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水中メガネをつけずにプールに潜ると、水中がぼやけて見えますが、水中メガネをつければ、水中がハッキリと見えます。何故なんでしょうか?


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こちらの透明なボックスを使って解説しましょう。ボックスには、レンズ(水晶体)とスクリーン(網膜)が取り付けてあります。


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暗くしてスクリーンを見ると、ピントが合ったロウソクが映っています。


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ここに水を入れて、水中に潜った状態を作ります。すると・・・スクリーンに映るロウソクがぼやけてしまいました。


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レンズの前に水があるため、光の進み方が変わり、レンズの働きが失われます。その結果、ぼやけてしまったのです。


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そこで、レンズを透明な容器で囲い、レンズの前に空気の層を作ります。すると・・・


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今度は、ぼやけません。これは、水中メガネをした場合と同じです。


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レンズが水と接していないので、ロウソクがハッキリと見えたのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。