2019年1月19日放送 第511回
透明な箱と装置を使って真空の実験!
(1)
装置につながった容器にマシュマロを入れます。
(2)
容器にフタをして密閉します。機械のスイッチを入れると・・・
(3)
マシュマロが大きくふくらみました。
(4)
この機械は容器の中の空気を抜くことができる『真空ポンプ』なのです。
(5)
風船を使って解説しましょう。容器に風船を入れ、フタをして、機械のスイッチを入れます。
(6)
すると、容器の中の空気が抜き取られ、容器の中の圧力が下がります。
(7)
その結果、風船の中の空気が膨張(ぼうちょう)し、風船が大きく膨らみます。先ほどのマシュマロもこれと同じことが起こったのです。
(8)
このように、空気が無い状態を『真空』と呼びます。
(9)
もう1つ実験してみましょう。水を入れたシャーレを容器の中に入れ、容器の中の空気を抜きます。すると・・・
(10)
シャーレの水から泡が出て、水が白くなりました。取り出してみると・・・
(11)
水が凍っていました。
(12)
装置が動き出すと、泡が出ました。これは、水が沸騰(ふっとう)して、出てきた水蒸気です。
(13)
沸騰すると、気化熱によってどんどん熱が奪われ、温度が下がります。こうして温度が下がり続けた結果、氷になったのです。真空を使うと、このような面白い現象を作り出すことができるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。