2019年2月9日放送 第514回
普段、目に見えない静電気を見てみよう!
(1)
塩化ビニールの筒をマフラーでこすって、金属球に近づけます。すると・・・
(2)
火花が見えました。筒に起きた静電気が金属球に移動することで火花が見えたのです。
(3)
塩化ビニールの筒をマフラーでこすると、マフラーのマイナスの電気が筒に移動し、筒はマイナスの電気が多くなった状態になります。
(4)
この状態で金属球に筒を近づけると、多くなった分のマイナスの電気が一気に金属球に移動します。これが火花となって見えたのです。
(5)
実は、プラスの電気が起きるか、マイナスの電気が起きるかは、こするモノの組み合わせによって決まります。丸めたアルミホイルをヒモで吊るした振り子を用意します。
(6)
まず、マフラーでこすってマイナスの電気をためた塩化ビニールの筒を振り子に近づけます。
(7)
これで、振り子にマイナスの電気が移りました。この『マイナスの電気がたまった振り子』を使って電気のプラスマイナスを見てみましょう。
(8)
ストローをマフラーでこすって、マイナスの電気がたまった振り子に近づけます。すると・・・
(9)
振り子が反発しました。同じ種類の電気は近づけると反発する性質があるので、ストローにはマイナスの電気が起きているのがわかります。
(10)
今度は、アクリルの定規をマフラーでこすって、マイナスの電気がたまった振り子に近づけます。すると・・・
(11)
振り子が定規にくっつきました。つまり、アクリルの定規にはプラスの電気が起きていたわけです。このように、こすり合わせる組み合わせによってプラスが起こったり、マイナスが起こったりするのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。