2019年2月23日放送 第516回
お湯を使わずにウズラの生卵をゆで卵にする実験!
(1)
黒い粉の中に、ウズラの生卵を入れます。
(2)
黒い粉に温度計を差し込みます。すると・・・
(3)
黒い粉の温度が上がっていきます。
(4)
20分後、温度は90℃まであがりました。卵を取り出して、割ってみると・・・
(5)
卵がかたまって、見事、ゆで卵ができました。
(6)
放っておくだけで勝手に温度が上がった黒い粉、実は、使い捨てカイロの中身だったのです。
(7)
カイロに使われている黒い粉の中には、主に鉄の粉が入っています。
(8)
鉄は酸素と結びつきやすい物質です。鉄が酸素と結びついて酸化すると、酸化熱が発生します。この熱で卵が固まったのです。カイロもこの熱を利用しているのです。
(9)
酸素と結びつきやすい鉄は、燃えやすい物質でもあります。用意したのは、スチールウール。細い鉄線の塊です。
(10)
鉄なので、このように磁石にくっつきます。
(11)
ここに、火打石を使って火の粉を落とします。すると・・・
(12)
すぐに燃えました。物質が燃えるためには、酸素が必要です。鉄が簡単に燃えるというのは、少し不思議に感じますが、鉄は酸素と結びつきやすい性質があるので、意外と燃えやすい物質でもあるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。