2019年5月11日放送 第527回
真空にまつわる落下実験とプロペラ機実験!
(1)
鉄球と鳥の羽根があります。
(2)
鉄球と鳥の羽根を同じ高さから同時に落とせば・・・当然、鉄球の方が先に落ちます。
(3)
鉄球と鳥の羽根を透明な筒の中に入れました。この状態で同じ高さから同時に落とします。すると・・・
(4)
2つが同時に落ちました。
(5)
実は、筒の中は空気を抜き、真空状態にしてありました。
(6)
落下するときに空気の抵抗が無ければ、鉄球も羽根も同じスピードで落ちてしまうのです。
(7)
もう1つ、真空にまつわる実験をします。プロペラ機のオモチャが透明な容器の中に入っています。手で押さえておいて、スイッチを入れると、プロペラが回り、ヒモが風でなびきます。
(8)
手を離せば動き出します。プロペラで風を起こすことで、グルグル回る仕組みです。
(9)
この状態で容器の中の空気を抜くと・・・
(10)
プロペラは回っているのに、動きが止まってしまいました。ヒモもなびいていません。空気が無くなると、プロペラで風を起こすことができなくなります。そのため、プロペラ機が止まり、ヒモもなびかないのです。
(11)
容器に空気を入れると・・・また、プロペラ機が動き出しました。プロペラ機は、空気が薄いとプロペラによる推進力が弱くなるため、高度が高い場所は、飛ぶことができないのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。