2019年6月1日放送 第530回
水と電気を使った不思議な現象!
(1)
2つのビーカーに水がたっぷり入っています。この水に電気を流すことで、不思議な現象を作り出すことができます。
(2)
電気を流しながら、ビーカーをゆっくり離していきます。すると・・・まるで、水の橋ができたように、水が宙に浮きました。
(3)
水には1万ボルトの電圧がかけてあります。電気の力で水の流れができ、水が横に引っ張られてつながって水の橋ができていたのです。
(4)
本当に水が流れていたのか?水の橋ができているビーカーの片方に墨汁をたらします。すると・・・
(5)
墨汁がもう片方のビーカーに移動しました。水が電気の力で水平に流れているのがわかります。
(6)
この実験は水道水ではうまくいきません。実際に水道水を使って、同じ実験に挑戦します。すると・・・
(7)
このように水道水を使うと、橋のようにはならないのです。
(8)
水道水は不純物が多く電気を通します。そのため、電圧をかけると一気に放電し水の流れが続かず、うまく水の橋を作ることができません。
(9)
そこで電気を流しにくい『精製水』を使います。電気の力で水を横に引っ張り、橋のような形を作るには、『精製水』を使うのがポイントなのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。