2019年7月27日放送 第538回
スーパーなどで簡単に手に入る『ドライアイス』。
そもそも、ドライアイスって何でできているか知っていますか?
(1)
ドライアイスは何でできているのか?こんな方法で調べることができます。石灰水の中にドライアイスを入れます。すると・・・
(2)
白くにごりました。石灰水は二酸化炭素と反応すると白くなる性質があります。
(3)
その証拠に、二酸化炭素を含んでいる『息』を石灰水に吹き込むと、同じように白くにごります。これからわかる通り、ドライアイスは二酸化炭素。
(4)
二酸化炭素をおよそマイナス80℃まで冷やすと固体になるのです。
(5)
では、ドライアイスを使って面白い実験をしてみましょう。ドライアイスに穴をあけました。
(6)
この穴にロウソクの火を入れます。すると・・・火が消えてしまいました。
(7)
この穴には、ドライアイスが気化した二酸化炭素が充満していて、燃焼に必要な酸素が無く、火が消えるのです。
(8)
火を消してしまう二酸化炭素ですが、ある物質を使うと面白いことが起きます。それが『マグネシウム』。
(9)
ドライアイスの中に入れたマグネシウムに直接火をつけてみましょう。すると・・・
(10)
激しく燃焼しました。ドライアイスでフタをしても燃え続けています。二酸化炭素の中で、なぜ激しく燃焼したのでしょうか?
(11)
二酸化炭素は炭素と酸素が結合した物質です。一方、マグネシウムはとても酸素と結びつきやすい性質を持っています。
(12)
マグネシウムは、二酸化炭素から強引に酸素を奪って燃焼しているのです。
(13)
マグネシウムが燃えた後を見てみると、黒い物質が残っています。これは、二酸化炭素から酸素が奪われて残った『炭素』なのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。