2019年8月3日放送 第539回
今回から4週にわたって『夏休み自由研究スペシャル』をお届けします。
今日、紹介するのは『シャボン膜の色の観察』です 。
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膨らませたシャボン玉を見ていると、虹のような色を見ることができます。この『シャボン膜の色の観察』をすると、面白い自由研究になります。
(2)
まずは、観察しやすいよう、こういったシャボン膜を張る枠を作ります。
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細い針金で作った長方形の枠です。立てて観察できるよう、このような足をつけて下さい。
(4)
次にシャボン液を作ります。
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まず、大きめの容器に水と洗剤を入れます。さらに、膜を長持ちさせるためグリセリンを入れて混ぜます。(グリセリンは薬局などで手に入れることができます。)
(6)
枠をシャボン液に浸します。
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枠を立ててから、透明なケースをかぶせます。シャボン膜が乾燥しにくくなり、長時間観察できます。
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さらに膜が見やすいように照明を立てます。では、膜を観察してみましょう。
(9)
虹のような色が見えますね。光には様々な色が混ざっています。シャボン膜が光を反射しているのですが、膜の厚さが1000分の1ミリ以下になると、虹のような色が見えるようになるのです。
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時間が経つと、色の層に変化が出てきました。
(11)
シャボン液は重力によって上から下に流れるので膜は、上が薄くなり、下が厚くなります。膜の厚さが同じところは同じ色に見えるので、層状に変化していくのです。
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さらに時間が経つと、上の方が黒くなっていきます。膜が無くなったように見えますが、薄くなっただけです。薄すぎて光を反射しなくなり、黒に見えるのです。
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さらに、洗剤の濃さなど条件を変えて観察してみましょう。膜の色に違いが出るのか?色々試して、研究してみて下さいね。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。