2019年10月12日放送 第549回
不思議な動きをする黒い液体『磁性流体』を使って実験!
(1)
強力なネオジム磁石の上にアクリルの板を置き、その上に真っ黒な液体を流し込みます。すると・・・
(2)
液体が磁石の上で塊になりました。
(3)
今度は磁石の上に置いた水に、黒い液体を流し込みます。
(4)
黒い液体がトゲ状になり、磁石を動かすと、黒い液体も一緒に動きました。
(5)
この黒い液体は『磁性流体』です。磁性を持つ微粒子(びりゅうし)を、水と馴染まないオイルに混ぜたモノです。そのため、磁力に反応して不思議な動きをしていたのです。
(6)
この現象は、身近なモノでも見ることができます。鉄粉を透明な板の上に撒き、下から磁石を近づけると・・・
(7)
鉄粉が立ち、トゲ状になりました。
(8)
磁石は、N極からS極に向けて、磁力線が放射状に出ています。この磁力線に沿って、鉄粉が動いたので、鉄粉が立ったのです。
(9)
実は、トゲ1つ1つが磁石になっています。根元の方をS極とすると先端の方はN極。同じ極どうしは反発するので、先端は離れるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。