でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2019年10月19日放送 第550回

「紙で木を切る!?」

紙で木を切ることができる!?

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丸く切った紙をグラインダーに取り付けます。


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グラインダーのスイッチを入れれば、紙が高速回転します。


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回転させた紙を木の棒に当てると・・・


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木を切ることができました。


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紙なので、簡単にやぶれます。


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どうして、柔らかい紙で木が切れるのか?紙は木の繊維からできています。一見、柔らかそうに見えますが、同じ素材なので、もともとの硬さは同じなのです。


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紙を高速回転させることで、硬い板のようになり、木を削りながら、切ることができるのです。


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さらに、切った木の断面を見ると、焦げています。紙と木の摩擦熱によって木が焦げ、もろくなるので、より切りやすくなるのです。


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では、高速回転させた紙を飴(あめ)に当てると、どうなるでしょうか?


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糸状の飴が飛び出してきました。これを巻き取れば、綿あめになります。


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なぜ、飴を切ると綿あめになるのか?ハイスピードカメラで撮影した映像を見ると、回転した紙から糸状の飴が飛び出したり、切り口の部分に溜まっていくのがわかります。


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高速回転した紙を飴に当てると、削れた飴が摩擦熱で溶けます。溶けた飴が、回転によって糸状になって飛び出していきます。これを巻き取ることで、綿あめのようになるのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。