2019年10月19日放送 第550回
紙で木を切ることができる!?
(1)
丸く切った紙をグラインダーに取り付けます。
(2)
グラインダーのスイッチを入れれば、紙が高速回転します。
(3)
回転させた紙を木の棒に当てると・・・
(4)
木を切ることができました。
(5)
紙なので、簡単にやぶれます。
(6)
どうして、柔らかい紙で木が切れるのか?紙は木の繊維からできています。一見、柔らかそうに見えますが、同じ素材なので、もともとの硬さは同じなのです。
(7)
紙を高速回転させることで、硬い板のようになり、木を削りながら、切ることができるのです。
(8)
さらに、切った木の断面を見ると、焦げています。紙と木の摩擦熱によって木が焦げ、もろくなるので、より切りやすくなるのです。
(9)
では、高速回転させた紙を飴(あめ)に当てると、どうなるでしょうか?
(10)
糸状の飴が飛び出してきました。これを巻き取れば、綿あめになります。
(11)
なぜ、飴を切ると綿あめになるのか?ハイスピードカメラで撮影した映像を見ると、回転した紙から糸状の飴が飛び出したり、切り口の部分に溜まっていくのがわかります。
(12)
高速回転した紙を飴に当てると、削れた飴が摩擦熱で溶けます。溶けた飴が、回転によって糸状になって飛び出していきます。これを巻き取ることで、綿あめのようになるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。