2019年11月2日放送 第552回
お祭りなどで見かける『ポン菓子』どうやって作るのか?
(1)
ポン菓子の材料はお米です。お米を小型のポン菓子機の中に入れます。
(2)
装置を密閉してゆっくり回しながら温めます。
(3)
装置に取り付けた圧力計を見ると、どんどん上がっていきます。温度を上げることで、お米から出た水分が水蒸気となって、圧力が上がっていくのです。
(4)
ある程度圧力が上がったところで、フタの部分をハンマーで叩いて開けます。すると・・・
(5)
お米が飛び出しました。
(6)
飛び出したお米を見ると、膨らんでいます。これに味をつければ『ポン菓子』の完成です。
(7)
ポン菓子機の中で何が起こっているのか?温度を上げることで、中の圧力はどんどん高まっていきます。
(8)
ある程度、圧力が高くなったところで、フタを一気に開けます。すると、容器の中の水蒸気が膨張。大きな音がします。
(9)
お米には、水分が含まれているため、お米も一気に膨らみ、大きくなるのです。
(10)
ポン菓子の断面に見てみると、スポンジのように、中にすき間ができているのがわかります。中の水分が膨らんだ証拠です。
(11)
では今回は、大ブームになっている『タピオカ』をポン菓子にしてみましょう。
(12)
今回は、水で膨らませる前のモノを使ってつくってみます。装置にタピオカを入れて、霧吹きで中を少し湿らせます。
(13)
温度を上げながら圧力を上げていき、高まったところでフタを叩きます。
(14)
タピオカがこのようなポン菓子になりました。乾燥して硬い状態のタピオカを少し湿らせ、水分を含ませることで、お米のようにポン菓子を作ることができるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。