2019年12月7日放送 第557回
金属を熱することで起こる現象をオモシロ実験で解説!
(1)
こちらの金属板をバーナーで熱します。すると・・・
(2)
針金が勝手に動き出しました。
(3)
金属板の下に折り曲げた針金があり、折れ曲がった先に、ウサギの絵が張り付けてあります。
(4)
金属を熱すると、金属が膨張し、伸びます。伸びることで針金が回転し、ウサギの絵が動いたのです。このように金属が熱で膨張することを『熱膨張』と呼びます。
(5)
では、逆に金属板を氷で冷やします。すると、針金が逆に動き出しました。
(6)
冷やしたことで金属板が縮み、針金が逆方向に回転した訳です。
(7)
熱膨張による伸びは、金属の種類によって違います。どれぐらい違うのか?『アルミニウム』と『鉄』を用意しました。
(8)
この2つを熱して、熱膨張の違いを比べてみましょう。膨張すると、隙間が埋まってくっつき、電気が流れて板が起き上がる仕組みです。
(9)
では、2種類の金属を熱します。すると・・・
(10)
アルミの方が先に起き上がりました。
(11)
温度上昇によって金属が膨張する割合を『熱膨張率』と呼びます。熱膨張率は金属によって違い、アルミが23、鉄が11です。アルミは熱によって膨張しやすく、鉄はあまり膨張しないのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。