2019年12月21日放送 第559回
色々な場面で使われているマジックテープ(面ファスナー)どういう仕組みでくっつくのか?
(1)
マジックテープは自然のあるモノをまねて発明されました。それが『オナモミの実』です。
(2)
このように、服にくっつきます。
(3)
なぜ、簡単に服にくっつくのか?オナモミの実を拡大して見てみると、毛の部分の先が少し曲がっています。これが繊維に引っかかっているのです。
(4)
では、マジックテープはどのようになっているのか?こちらも拡大してみてみましょう。
(5)
リングが沢山並んでいますが、よく見ると片方のテープだけフックのようになっているのです。
(6)
リング側とフック側のテープを合わせることで、リングにフックがひっかかり、くっつくのです。
(7)
マジックテープは面積が大きいほど、強い力に耐えられます。用意したのは、10cm×20cmのマジックテープ。
(8)
これを貼り合わせ、高い場所に取りつけて、スタッフがぶら下がってみましょう。
(9)
ぶら下がることができました。実は1平方cmあたり、およそ100個ものリングとフックがくっついています。10cm×20cmのマジックテープだと、およそ2万個もくっついているのです。リングにフックが引っ掛かっているだけのマジックテープですが、実はとても強力なのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。