2020年1月11日放送 第562回
植物のように成長する不思議な現象!
(1)
用意するのは「ケイ酸ナトリウム」の水溶液と「塩化コバルト」の結晶です。
(2)
ケイ酸ナトリウム水溶液の中に塩化コバルトの結晶を入れると・・・まるで植物のように、上に向かって伸びました。
(3)
なぜ、伸びていくのか?簡単に解説しましょう。ケイ酸ナトリウム水溶液の中に、塩化コバルトの結晶を入れると、塩化コバルトの周りに膜ができ、その膜の中に水が浸透していきます。
(4)
水が浸透していき、膜が耐えきれなくなると、破れます。破れたことで、膜の中の溶液が飛び出し、再び膜を作ります。
(5)
これが繰り返されることで、まるで植物が成長するように、上に伸びていったのです。このように成長する様子が庭の植物のようにも見えることから、化学の庭『ケミカルガーデン』と呼ばれています。
(6)
色とりどりのケミカルガーデンを作りました。硫酸銅は水色、硫酸鉄を入れると白、硫酸ニッケルは緑色になります。このように、中に入れるモノによって、様々な色のケミカルガーデンを作ることができるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。