2020年3月14日放送 第571回
つながった2つの振り子、不思議な動き!
(1)
向かいあった2つのブランコがあります。ロープの途中が板でつながっています。
(2)
ブランコに座り、片方だけブランコをこぎます。すると・・・
(3)
もう片方が動き出し、こいだ方が止まる・・・こいだ方が動き出し、もう片方が止まる・・・2つのブランコが連動して、動いたり、止まったりを繰り返します。
(4)
なぜ、こんなことが起こるのか?模型で解説しましょう。2つの鉄球が吊り下げてあります。2つの鉄球をつるす糸は、板によってつながっています。
(5)
この状態で片方の鉄球を動かすと・・・ブランコの実験と同じように、2つの鉄球が連動して、揺れたり、止まったりを繰り返します。
(6)
Aの鉄球を動かすと、板でつながっているBの鉄球を押して・・・引いて・・・という感じで、どんどん揺れを大きくしていきます。
(7)
Bの鉄球の揺れが大きくなることで、Aの鉄球の揺れは小さくなり、止まります。しかし、Bの鉄球は動いているため、Aの鉄球が再び動き出します。これが繰り返されます。このように、2つの振り子の間で、エネルギーが移り変わっているんです。
(8)
このような、連なった2つの振り子の振動のことを「連成振動(れんせいしんどう)」と呼びます。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。