2020年4月4日放送 第574回
ロウソクの科学、第二弾。今回は、ロウソクの燃え方に注目!
(1)
ロウソクのロウの部分に直接火をつけようとしても、火はつきませんが、ロウソクの芯に火をつけると、ずっと燃え続けます。ロウソクの炎は、どうやって燃えているのか?
(2)
フラスコをロウソクのとなりに置き、曲げたガラス管の先をロウソクの芯にかぶせます。すると・・・
(3)
フラスコに白い霧のような物体がたまりました。これは『ロウ』です。
(4)
芯によって吸い上げられた液体のロウは、炎によって熱せられ気化します。気化したロウが冷えて小さなロウの粒になり、これが白い霧のように見えているのです。
(5)
実は、ロウソクの炎は、熱によって気化したロウが燃えているのです。
(6)
炎の正体がわかれば、マジックのようなこともできます。ロウソクの炎を消して、すぐに高い位置に火を近づけると・・・炎が、ロウソクの芯に飛び移ったように見えます。
(7)
ロウソクの炎を消したすぐ後は、気化したロウが、まだ立ち上っています。そのため、消してすぐに火を近づけると、気化したロウが燃えて、まるでロウソクの芯に炎が飛びうつったように見えるのです。
(8)
もう1つ面白い現象をお見せしましょう。ガラス管をロウソクの芯にかぶせ、管に気化したロウを流せば、管の先でも炎がつくのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。