でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2020年4月4日放送 第574回

「ロウソクの科学 炎の正体」

ロウソクの科学、第二弾。今回は、ロウソクの燃え方に注目!

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ロウソクのロウの部分に直接火をつけようとしても、火はつきませんが、ロウソクの芯に火をつけると、ずっと燃え続けます。ロウソクの炎は、どうやって燃えているのか?


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フラスコをロウソクのとなりに置き、曲げたガラス管の先をロウソクの芯にかぶせます。すると・・・


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フラスコに白い霧のような物体がたまりました。これは『ロウ』です。


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芯によって吸い上げられた液体のロウは、炎によって熱せられ気化します。気化したロウが冷えて小さなロウの粒になり、これが白い霧のように見えているのです。


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実は、ロウソクの炎は、熱によって気化したロウが燃えているのです。


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炎の正体がわかれば、マジックのようなこともできます。ロウソクの炎を消して、すぐに高い位置に火を近づけると・・・炎が、ロウソクの芯に飛び移ったように見えます。


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ロウソクの炎を消したすぐ後は、気化したロウが、まだ立ち上っています。そのため、消してすぐに火を近づけると、気化したロウが燃えて、まるでロウソクの芯に炎が飛びうつったように見えるのです。


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もう1つ面白い現象をお見せしましょう。ガラス管をロウソクの芯にかぶせ、管に気化したロウを流せば、管の先でも炎がつくのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。