• index
  • program
  • Locipo
  • news_weather
  • announcer
  • event
  • chukyokun
  • present
  • TVschedule

中京テレビNEWS中京テレビNEWS

投稿BOX
投稿BOX

水田に大量出現する迷惑生物“ジャンボタニシ” 意外な秘密兵器で撃退 三重・松阪市

報道局
特集 三重 2020/08/03 11:00

 三重県松阪市の水田で大量出現している、巨大な迷惑生物「ジャンボタニシ」。

 実は、7月にこの迷惑生物を駆除する新たな秘密兵器が登場しました。一体どのくらい有効なんでしょうか?

 

 三重県で米の収穫量がトップクラスの松阪市。この町の水田では、ある被害が。

「今年一番ひどいのがこれです。普通に植えて1週間後に来たらこの状態」(喜多村アグリ 喜多村浩嗣取締役)

 本来、イネがキレイに並んでいるはずの水田が、イネが消え水面が見えた荒れ果てた姿に…。

 一体なぜ、イネはなくなってしまったのでしょうか。

「ちょうど草食ってますわ!」(喜多村アグリ 喜多村取締役)

 水面でごそごそと動く生き物。その正体とは…

「“ジャンボタニシ”しか考えられない」(喜多村アグリ 喜多村取締役)

 ジャンボタニシは、南米原産で最大10センチほどになる巻き貝の仲間。柔らかいイネを狙って水田を食い荒らす、農家にとって厄介者です。

 松阪市では、去年から暖冬の影響でジャンボタニシが大量発生。5年前まではジャンボタニシが確認された水田はありませんでしたが、その後2016年ごろから増加傾向。

 こちらの米農家では、長引く梅雨が対策の難しさに拍車をかけていると話します。

「雨が多いと水が多いから、(ジャンボタニシが)増える一方。田んぼが泥状態で住みやすくなっている」(喜多村アグリ 喜多村取締役)

 水位が低いとジャンボタニシが活動しにくくなるため、多くの水田で水を減らして対策していますが、雨が降り続くと追いつかないことも。

 そのため、田植えの時期などには農薬をまき、少しでも被害を減らそうとしているといいます。

 松阪市も農薬の購入に補助金を出していますが、農家の負担は軽くありません。

「冬の石灰窒素と、田植えと同時にまくスクミノン(農薬)で150万くらいかかる。(ジャンボタニシがいなければ)いらないお金ですよね」(喜多村アグリ 喜多村取締役)

 年間150万円もかかるジャンボタニシの対策費。被害が大きいと、赤字も覚悟しなければいけないといいます。

 そんな農家の負担を減らそうと、ある秘密兵器が開発されました。

 実際に見せてもらうと…

「いっぱいいますね」(記者)
「100匹くらいは入ってるかな」(喜多村アグリ 喜多村取締役)

 この日の前日から仕掛けたこの捕獲器の中には、わずか1日で100匹ほどのジャンボタニシがとれていました。

 ちなみにこの捕獲器の仕掛け、なにでできているかというと…

「農家さんが持っている苗箱とペットボトルの先の部分で作っている。200~300円で準備ができる」(松阪市北部農林水産事務所 西井篤史さん)

 この捕獲器は、農家にはおなじみのものだけで作ることができるんです。

 その構造は、苗を入れる箱にペットボトルの先の部分を付けたもので、エサは米ぬかを使っています。

 ペットボトルで捕獲器の入口を狭くすることで、エサを食べようと一度中に入ったら出られない仕組みなんだそうで、発泡スチロールを使ったものなど約1か月試行錯誤し、この形にたどり着いたといいます。

 これまでは見つけるたびにタモですくうなどしていましたが、この捕獲器を使うことで負担が軽くなるのではと期待されています。

「田んぼ来たときに(捕獲器を)開けるだけ。だいぶ省力化が図れるのではないか」(松阪市北部農林水産事務所 西井篤史さん)

 

 厄介者のジャンボタニシ。手作りの捕獲器が農家を救う秘密兵器となるのでしょうか。

この記事をシェアする

中京テレビNEWSLINEで中京テレビのニュースを読む 友だち追加

最新のニュース

中京テレビNEWS トップへ