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樹齢200年の「地蔵大マツ」を救え しかし思った以上に老朽化が進み…“県の天然記念物”を「100年後も残すため」の取り組みとは 三重・鈴鹿市

報道局
特集 三重 2022/01/14 17:00

三重県鈴鹿市にある県の天然記念物「地蔵大マツ」。樹齢200年あまりの大マツは老朽化が進み、枝の一部が落下するおそれがあるため、枝を支柱で支えることになりました。「100年後も愛してもらえるような姿を残すため」と、住民が見つめる中、老木を守る取り組みが始まりました。
 

三重県鈴鹿市の住宅街にある「地蔵大マツ」。樹齢200年あまりの“県の天然記念物”で、地元住民に長年、愛され続けています。

高さ約16メートル、幹は約7メートルもある大木ですが、老朽化で傷みが進んでいるといいます。


どの程度、傷んでいるのでしょうか。

「幹の股のところを見てみると、縦に筋が入って割れている。この割れで枝を自重を支えられなくなってきて、これが倒れてしまうので、なんとか抑えようということです」(樹木医・中村昌幸さん)

枝が落下するおそれがあるため、マツを支える柱を設置することになったのです。


住民が見守る中、工事は樹木医の指導のもと、慎重に進められます。

「木を傷めてしまうと余計に弱らせてしまうので、そこを一番重点に置いて、丁寧に傷つけないように作業を進めるのが、一番気を使う」(樹木医・中村さん)


今回、設置する支柱は2本。支えるべき枝をクレーンでつり上げ、柱をはさみ込みます。

柱の場所や立てかける角度が正確に決まるまでは、マツの負担を抑えるため、クレーンで、枝にかかる重量の負担を調整しながら、作業を進めていきます。


ところが、突然、枝を切り始めたのです。

そのわけは、切断した枝の断面をみると、3分の1以上が死んだ状態で、大きな空洞ができていたのです。

「だんだんと樹勢が弱ってくると、どうしても空洞化は避けられない状況に。自分で自分の体が支えられなくなっていく、かなりそれに近い状態です」(樹木医・中村さん)

枝の亀裂や空洞の進行を防ぐために切断したのです。
 


「上を見ると、そんなにでもなかったんだけど、ここへ来ると…。心配だな、こんなになっているのか」(西玉垣町自治会長 城ノ口和幸さん)


思った以上に老朽化が進行していることがわかったものの、作業を始めてから3時間あまりで、2本の支柱の固定が成功。

最後に、空中から木の状態を確認して作業終了です。
 


「次は、補強したものをどう元気づけていくとか、適正な樹形に変えていくのかが、重要になってくる。100年後に、みなさんにこの樹を見て、愛していただけるような姿を残すために、がんばりたい」(樹木医・中村さん)


子どものころには毎日のようにこのマツの下で遊んだ城ノ口さんもほっとひと安心です。    

「この作業で、安全面に関しては、ひと安心かなという感じです。これで終わらず、他の手をどんどん打っていきたい。1年でも2年でも長く生きてほしいと思います」(西玉垣町自治会長 城ノ口和幸さん)

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