大量のムクドリによる“フン害” 各地で対策に試行錯誤 名古屋だけでなく、三重・四日市でも―
名古屋市が頭を抱えている、大量のムクドリによる“フン害”。
騒音やフンとの戦いは名古屋だけでなく、三重県四日市市でも起きているようです。
名古屋市の名古屋駅にほど近い幹線道路沿いに、夕方になると、どこからともなく現れる“ムクドリ”の大群。
名古屋市の様子を報道したあと、中京テレビ「あなたの真ん中取材班」に「四日市でも同様の事態が起きています」と情報提供がありました。
連絡をくれたのは、四日市市在住の女性です。
仕事帰りに毎日、ムクドリの群れを目撃し、どっと疲れがでるそうで…。
「日に日にどんどん増えてきまして、9月末くらいからは、空が暗くなるくらい、飛んで。怖くなってきて、どうにかできないかと思っています」(連絡をくれた四日市市在住の女性)
特に女性が気になっているのが、大通りの中央分離帯にあるクスノキの周辺。そこには多くのムクドリがいました。
ムクドリが飛び始めた夕方5時ごろ、甲高い鳴き声とともにどこからともなく現れ、15分ほどで群れはどんどん大きくなり、空が黒く覆われる事態に。
こうした状況は10年くらい前から目立ちはじめ、四日市市は、ムクドリの天敵「鷹」を放つなどして、対策を講じてきました。
ある程度の効果が出ているそうですが、まだまだ、困りごとは続きそうだといいます。
一方で、「放鷹」とは違った方法を編み出した自治体も。
静岡県浜松市では、LEDライトを使って追い払う方法を考案。
10月13日に行われた実証実験では、ライトの光にムクドリは逃げ出し、効果てきめんだったということです。
ムクドリの群れの発生に、各自治体が、あの手この手で対応していますが、今後も悩まされそうです。
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