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伝統ある神社の本殿 リニア開通のため“そのまま”移動 伝統技法“曳家”で“ミリ単位”の調整 名古屋市

報道局
特集 愛知 2020/11/30 15:00

 江戸時代からあるといわれる伝統ある神社の本殿が、リニア開通のために、“そのまま”移動されることに。“曳家”(ひきや)と呼ばれる伝統技法が用いられた大がかりな工事では、職人によるミリ単位の作業が行われました。

 

 移動するのは名古屋駅からほど近い駅西エリアにある「椿神明社」。江戸時代のころからあるといわれていて、伊勢神宮と同じ造りをしているといいます。現在の建物は、昭和25年に建てられたということで、老朽化も進んでいました。 

 そんな神社の敷地の一部がリニア開通による再開発地域に入ったため、神社の本殿を移動することになったのです。本殿はそのまま真横の敷地に移動させることになりました。

 

 移動には、“曳家”と呼ばれる伝統技法が使われました。

 曳家とは、住宅や神社仏閣、時には大きな城などを解体せずに移動させる伝統的な技法のこと。いまある既存の建物を、盤木やローラーを使って移動させます。

 

 今回移動させることによって、“神社の倒壊の危険を減らす”効果もあるといいます。

「動かす前はあまり地盤がよくなかったので、(土台となる)石を水平に据えなおして、今後とも末永く使えるようにした」(魚津社寺工務店 山本瑞穂 所長)

 70年前の建物のため、作業は慎重に行われます。建物に負担をかけないよう水平を保つことが重要で、何度も測定しながら作業を繰りかえします。


 すべての準備が整った11月26日、いよいよ本殿を動かします。

 ゆっくりと動き出す本殿の周りには職人が付き、進む方向やスピードを細かくコントロール。職人の経験と勘で、水平が保たれます。

 1メートルに1分以上をかけ、ゆっくりと動く本殿。約10分後、土台の上で止まります。このあと、柱を土台の上に置いていきます。

 

 ミリ単位の調整を続けること、約1時間。

 見事、新しい土台に設置が完了し、すべての柱が寸分の狂いなく収まりました。

 この後は、石垣や社務所などの整備を行い、再来年の3月に完成予定だということです。

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