SNSで話題の魚「ダツ」 “青い骨”が約5万いいねの反響 時速60キロで突進する危険な一面も
いまSNS上で“ある魚”に関する投稿に、約5万いいね!がつくほど話題になっています。
話題となっているのは、「ダツ」という魚。スーパーの鮮魚コーナーでも見かけない魚で、食卓で見かけることもあまりないのではないでしょうか。
ダツが話題になった理由…それは、すごく鮮やかな“青い骨”です。
専門家によると、着色したわけではなく自然とに青くなる理由は、“ある色素”に関係があるといいます。
「ダツの全ての個体の骨が必ず青いというわけではないが、“ビリベルジンという色素”が原因だと考えられています。ビリベルジンという色素は胆汁に含まれる色素だということがわかっていますので、」(三重大学生物資源学部 淀太我 准教授)
胆汁に含まれる青色の色素が骨に沈着するため、このように鮮やかな色になるそうなのです。
ちなみに、青い骨がみられるのは“ダツ”だけではないそうで…。
「皆さんがよく食べたりするような魚ですと、サンマですとか、あとはマグロからもそういう報告はあるようです。毒性も確認されていないようですので、おかしくなるといったことはないと思います」(三重大学生物資源学部 淀太我 准教授)
身体に悪そうに見えますが毒などは無く、食べられるということです。
そんな“ダツ”ですが、肝心な味の方が気になるところ。
SNSに写真を投稿した方が実際に自分で捌いて食べてみたところ、「脂が少なく、さっぱりした味わいで個人的には美味しい」ということです。
また、地元の魚市場に聞いてみたところ 市場やスーパーに出回ることはほとんどないということで実際に食べるのは少し難しいかもしれません。
そして、実はダツには漁師の間でサメよりも怖いといわれている恐ろしい特性があります。
ダツは鋭い口の形状をしており。時速60キロで泳ぎます。そして、キラキラ光る物を見るとエサだと思って突進する性質があります。
そのため夜に船に乗っていると明かりに反応して船の上まで飛び込んできて、乗っている人に刺さってしまうという事故も実際起きているということで、くれぐれもお気をつけください!