地域に唯一“納豆自販機” 「缶ジュースのように買えるよう」人気のワケ 三重・桑名市
三重県桑名市に、珍しい自動販売機があるとの情報が。実際に取材してみると、意外なアイデアの数々が詰まっていました。
その自動販売機があるのは、桑名市の納豆メーカー「小杉食品」。その敷地内に、納豆を販売する自動販売機が置かれていました。
この自動販売機では、小杉食品の納豆が25種類も販売されていて、同社によると納豆の自動販売機は、東海地方では唯一だといいます。
納豆のお値段は100円から。24時間いつでも納豆を買うことができます。
「便利ですね。スーパーに納豆だけ買いに行くっていうのも…。スッと買えるので、自販機だと」(納豆を買いに来た人)
全国的にも決して多くはない、納豆の自動販売機。なぜ導入したのでしょうか?
「気軽に缶ジュースのように納豆が買えるようにと。お客さんがいつでも好きなだけ、1個でも買えるし」(小杉食品 小杉龍弘 常務取締役)
納豆に親しんでほしいと、このメーカーが初めて自動販売機を設置したのは17年前。今年5月に2代目の自動販売機に変わっても人気は衰えず、売上は1.3倍にもなりました。
珍しさを求めてか、県外からも客が訪れるといいます。
斬新ともいえる、納豆の自動販売機。最近ではさらに新たなアイデアが詰められていました。
今年5月、自動販売機のラインナップに加わったのは、納豆のキーホルダー。ふたを開けると中から小さな豆が現れる、遊び心満載のキーホルダーです。
すでに、キーホルダーの一部は売り切れてしまったそうで、意外な反響にメーカー側も驚きを隠せません。
「こういうものがあるんだと、見にこられる方がいらっしゃいまして。(売り切れは)予想外ですね。こんなことならもっと作っておけばよかった」(小杉食品 小杉 常務取締役)
地方の食品メーカーが展開する、納豆の自動販売機。独自のアイデアで、地域との親しみを育んでいます。
【中京テレビ 「キャッチ!」 9月10日放送より】