住民を悩ませていた大量のムクドリの“フン害” 最も有効だった方法は「木の幹をたたく」
名古屋市の名古屋駅にほど近い幹線道路沿いの木に、3年前から大量のムクドリが飛来し、近隣の人たちは“フン害”などで困っています。
しかし、ちょっとしたあることで、ムクドリが木に止まらなくなったというのです。
ムクドリの被害を受けていたのは、3本の街路樹の前にある自転車店。
約200羽が止まり、フンなどに悩まされていたといいます。
実は去年、住民の苦情を受けた名古屋市が、自転車店のビルの屋上に“ムクドリの天敵”ワシの模型を設置。
すると、ムクドリは街路樹に止まらなくなりましたが、半年ほどで再び集まるようになり、あえなくワシの模型は約一年で撤去されました。
では、今回はどのような対策を取ったのでしょうか?
10月13日夕方。空にはムクドリの大群が。
次々と木に止まり始めました。
しかし、自転車店の前にある3本の木には止まらず、そこから50メートルほど離れた木々に止まったのです。
実は、自転車店の前の木に止まらないよう、去年から木の幹をたたく対策を続けているのです。
「音と震動だと思います。たたくことで、その音でムクドリが止まりに来ないということがわかりました」(名古屋市 中村土木事務所 近藤多希 係長)
多いときで、月に3回、木をたたくために職員が訪れているといいます。
これまでさまざまな対策を取ってきましたが、今のところ、木をたたくことが最も有効なようです。
中京テレビ 「キャッチ!」 10月14日放送より