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志摩の真珠にダブルパンチ コロナ禍のなかで海に異変 全国有数の産地が危機的状況…

報道局

 三重県志摩市の特産品、真珠。実は今、この真珠がダブルパンチを受けています。一体、志摩市で何が起きているんでしょうか?

 

 まばゆい光を放つ真珠。三重県志摩市では、英虞湾でとれた真珠が有名で、全国有数の産地となっています。

 しかし。

「東京、神戸、横浜に続いて、ジュエリーショーが香港でも全部なくなって、中止や延期になっていますので、売り上げはゼロなんでね」(田辺真珠養殖場 田辺伴一さん)

 志摩市で真珠養殖を営む田辺伴一さん。

 自ら育てた真珠を使ってアクセサリーの制作を手掛けています。

 ジュエリーショーという見本市で国内や海外に販売していたのですが、新型コロナウイルスの影響ですべて中止や延期に。そのため売り上げが全くなくなってしまったのです。

 それに加えて新型コロナウイルスの影響で、3~5月に志摩市を訪れる観光客が前年比で約78%減少。地元でも真珠が売れない状況が続いているといいます。

 そんな状況にさらに追い打ちをかけるある現象が今年も起こりつつあるのです。

 それが…。

「いつもだとカゴにいっぱいに入っているんですけど、いつもの3分の1ですね」(田辺真珠養殖場 田辺さん)

 田辺さんの養殖場では、稚貝と呼ばれる生まれて1年以内のアコヤガイの半分ほどが、6月下旬までに死んでしまったのです。

 しかし、この現象は田辺さんの養殖場だけで起きているわけではないのです。

 三重県の調査によると、通常この時期は15%程度しか死なないのですが、今年は36%も死んでしまっているのです。

 この現象は去年も起こっており、最終的に養殖業者が飼育するアコヤガイの稚貝の70%が大量死する事態になりました。

 今年はさらに不安な要素も。

「(この現象は)去年より1か月早い。これが2年も3年も続くと非常に危機感しか浮かんでこないな」(田辺真珠養殖場 田辺さん)

 この状況に街の真珠販売店は。

「値段も上がってくることも考えられるので、普通に流通してほしいなと思います」(イワジン真珠 岩城悟さん)

 ではなぜ多くの稚貝が死ぬのか。専門家に聞いてみると。

「5月以降海水温が平年よりも高かったり、エサとなるプランクトンの数が少ない状況が続いていましたので、そういったことが要因になっているのではないかと思っております」(三重県水産研究所 青木秀夫課長)

 はっきりとした原因はまだ分かっていないのが現状です。

 新型コロナウイルスの影響による売り上げ激減に加え、稚貝の大量死。この状況に田辺さんは。

「真珠はどうなるんだろう。二重苦、三重苦ですね、コロナのおかげで。真珠養殖を続けていいのかどうかといったところまで、同業者は悩んでいます」(田辺真珠養殖場 田辺さん)

 度重なる苦難が志摩の真珠産業を追い詰めています。

 

 今年もアコヤガイの稚貝が死ぬという現象が起こりつつあるということですが、田辺さんの養殖場では今後の対策として、いろんな種類のアコヤガイを交配し過酷な環境でも生き残りやすいアコヤガイを育てていこうという取り組みを始めているということです。

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