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伝統の“獅子舞”に挑む小学生 亡き母へ披露する見事な舞 3年ぶり通常開催「春の高山祭」

報道局
特集 岐阜 2022/04/14 19:00

岐阜県高山市で、3年ぶりに通常開催された「春の高山祭」。この大舞台で、伝統の獅子舞を披露したのは、小学4年生の男の子。難しい技に挑みます。そんな獅子舞の技術を子どもたちへ。コロナを乗り越え伝統をつなぐ、高山祭の舞台裏。そこには、家族の特別な思いもありました。


「春の高山祭」、本番の14日は、あいにくの雨。

華やかに飾り付けられた屋台は午前中、いずれも蔵から出されることはなく、からくり人形の舞だけが披露されました。


祭りの10日ほど前。高山市内の公民館に、小学生や中学生が集まっていました。

手に持っているのは、バケツ。

実は、バケツを“獅子の頭”に見立て、獅子舞の練習をするのです。


子どもたちを指導していたのは、獅子舞保存会の一本木さん。コロナの影響で獅子舞の練習の機会が確保できず、伝統の継承に不安を抱えていました。

「(コロナで)子どもたちの舞を披露する場がなくなり、練習すらできないことで、気持ちが離れていくことを懸念していた」(獅子舞保存会 一本木幹雄さん)

そもそも、少子化で後継者が不足していたところに起きたコロナの問題。一本木さんは、伝統をつなぐため、地元の小学校に出向いて、獅子舞の魅力を伝えてきました。


そんな一本木さんの熱意に誘われた、小学4年の戸田旬くん。練習のたびに、獅子舞の魅力に引き込まれていきました。

「神様に舞を舞って、体を動かしてやるのがおもしろい。見ている人が、かっこいいなと思うようにやりたい」(戸田旬くん)


この日、旬くんが初めて渡されたのは、大きな獅子の頭。バケツのようにはいかないようでー。

「重い。バケツと違って持ちにくいので、祭りの時もできるかちょっと不安です」(旬くん)


祭り前日の13日。

旬くんは、自宅で、兄の壮くんと最後の練習。成長の影には、厳しいお兄ちゃんの存在があったようです。



壮くん:「ちょっと覚えが遅い。もうちょっとがんばれるかな」
旬くん:「がんばります」


一方、父親の雄太さんは、大舞台に臨む2人に特別な思いを寄せていました。

実は、去年12月、旬くんたちの母親・真美さんが病気で亡くなったのです。

「妻にも見せてあげたかった。楽しみにしていたので」(兄弟の父・雄太さん)


お母さんも大好きだった獅子舞。

天気が良くなることを祈りながら、練習を続けていました。


そして、祭り本番の14日。

旬くんは、あの大きな獅子の頭をかぶっていました。


朝一番、神社の前で行われた獅子舞の奉納。

願いが通じたのか、雨は降っておらず、旬くんは見事な舞を披露することができました。


そんな旬くんの姿に、お父さんはー。

「感無量、感動しました」(父 雄太さん)


高山祭を通じて受け継がれる伝統。

「ちょっと大きい大人用(の獅子)でやったもんで重かった。ちょっとは満足できた」(旬くん)

初めて獅子舞に挑戦した旬くんはこれからも練習を続けていこうと思っています。

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