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“3密”防ぐため…「悪疫退散花火」をサプライズ開催 新型コロナ影響受ける花火師の思い

報道局

 “特定警戒都道府県”に指定されている、岐阜県。5日、岐阜市の夜空には、突然の“花火”が打ち上げられました。

 偶然、花火を見た人は「こんな時期に花火が上がるとは思っていなかった」と驚きの表情を浮かべます。

 わずか5分間の打ち上げ花火。事前の告知は一切ない、サプライズで行われました。

 

 花火が上がる約3時間前、長良川の河川敷には花火師たちが集まっていました。

 中心にいたのが、地元で100年近く続く花火メーカー「村瀬煙火」の村瀬功さん。今回の打ち上げ花火を計画した張本人です。

「会場はつくらず、打ち上げ現場のみをつくる」(村瀬煙火 村瀬功専務)

「名付けるなら何花火?」(記者)

「今回は“悪疫退散花火”で行きたいです」(村瀬煙火 村瀬専務)

 悪疫退散の花火。それを示すように発射台の筒にも“悪疫退散”と記されていました。

「コロナという悪いものを吹き飛ばすという意味で、一番はじめに吹き飛ぶフタに悪疫退散と入れてもらいました」(村瀬煙火 村瀬功専務)

 願いを込めたのは、新型コロナウイルスの早期収束。

 悪疫退散を祈願した花火の歴史は古く、250年以上前に始まった「隅田川花火大会」もそのひとつとされています。

 外出自粛が求められるなか、花火が上がるひとときだけでも心を癒やしてほしい。花火師としての心意気です。

 一方で、新型コロナウイルスの影響は、村瀬さん自身にも振りかかっていました。

「夏の花火大会が毎日のように中止と、いろいろな地域で花火大会がなくなっている。今年の夏の売り上げはゼロなのかなとも思います」(村瀬煙火 村瀬専務)

 村瀬さんの会社では、すでに受注していた花火大会やイベントが延期に。夏に向けて作っていた花火を今回使うことにしました。

 そしていよいよ、打ち上げの時間。 

 多くの人に見てもらいたい一方で、人が集まり“3密”にならないよう場所も日時も告知はしていません。

 さらに村瀬さんの呼びかけに賛同した花火業者らが、東海地方6か所で同時に花火を打ち上げました。

 散歩中に偶然花火を見た人は、思わず感嘆の声をあげていました。

「いいときに散歩きたね。きれいだな」(岐阜市で花火を見た人)

 花火を見た人の声は、花火師・村瀬さんのもとにも届いていました。

「歓声が聞こえました。普段の花火大会に比べると全然違うんですけど、それでも小さい歓声でもうれしい」(村瀬煙火 村瀬専務)

 見た人の心に響く、悪疫退散の花火。今月中にあと4回、岐阜県内のどこかで打ち上げられる予定です。

 

中京テレビ 「キャッチ!」 5月6日放送より

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