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都会の大学生が田舎で“みかん農家”体験 ちょっとした旅気分も味わえる新しい取り組み 人手不足解消の“救世主”になるか 三重・熊野市

報道局
特集 三重 2022/01/21 19:00

高齢化と人口減少により、人手不足が深刻な三重県南部のみかんの産地に、都会から、ひとりの女子大学生がやってきました。働き手を募る人と働きたい人をつなぐ“おてつたび”という新しい取り組みを利用し、訪れた若い働き手。人手不足解消の“救世主”と期待されています。


三重県熊野市では今、名産のみかんの収穫が最盛期。1日で7000個ほどを収穫します。

収穫は、高いところは腕は上げっぱなし、低いところはかがんでと、かなりの重労働。地元の人、総出で行いますが、手伝ってくれるのは年配の人ばかり。

実は、熊野市など三重県南部では、高齢化と人口減少により人手不足が深刻なんです。


50年以上、みかんを育ててきた笹本守人さん(70)。


その目線の先には、慣れない手つきで作業をしている若い女性の姿が。

前日、東京からやってきた、大学生の大橋さん(22)です。

大橋さんは、「おてつたび」という新しい取り組みを使って、熊野市にやってきました。



 「おてつたび」とは、地元で人手不足に悩む農家や旅館などから仕事の求人を募り、働きたい人とマッチングさせるというもの。マッチングすると現場へ行き、働きます。

大橋さんの場合は、1週間、笹本さんの家に住み込みで、みかんの収穫などの仕事をします。

大橋さんがみかん農家に来たのは、「スーパーで野菜を見て、どのように育って、どういう苦労があるのか」と思ったことがきっかけでした。


さっそく、朝からお手伝い。まずは、前日までに収穫されたみかんの選別作業。大きさを選別する機械はありますが、袋詰めはすべて手作業。

「全部機械でやるのかなって思ってたんですけど、人の手でやるなんて、すごい大変だなって思いました」(大橋さん)


そして、午後は、いよいよ収穫作業。

大橋さん「どうやって取るか教えてください」
女性「こうやって。もし(汚れが)付いていたら別にしておいて」
女性「反対!はさみの使い方」
大橋さん「こっちですか?」


生まれて初めてのみかんの収穫作業に、悪戦苦闘。

「どのくらい切ればいいか悩んでいると、作業が遅くなります」(大橋さん)


笹本さんに、大橋さんの働きぶりを聞いてみるとー。

「上等上等。若い子は覚えることは、すぐ覚えてくれる」(笹本さん)

どうやら合格点のようです。


笹本さん、ごほうびに、みかんを食べさせてくれました。 

「ジューシーでおいしいです。甘いです、すごい。家のこたつで食べるより、畑で食べる方がやっぱりおいしいです」(大橋さん)

「おいしい」と聞いた笹本さんは「おいしいって自信を持っています」と、この日、一番の笑顔を見せていました。


この日の作業を終え、「体力を消耗する大変な仕事だと実感した」という大橋さん。

そんな大橋さんを、笹本さんは、あるところに連れて行きました。

大橋さん「すごい。きれい、美しいですね。圧巻です」
笹本さん「都会の人はええって思うけど、田舎の人はなんとも思わない」

熊野の絶景ポイント、夕日に染まる丸山千枚田。

地元の人とふれあい、ちょっとした旅気分が味わえるのも、“おてつたび”のいいところです。


1週間が経ち、あっという間にお別れの日。

笹本さん「長い間ありがとうございました」
大橋さん「ありがとうございました。お世話になりました。笹本さんとか、一緒に働くみなさんと仕事ができて、本当にうれしかった。また戻って来ます」
笹本さん「こっちに来たら寄ってください」
大橋さん「ありがとうございました」

大橋さんのカバンの中には、おみやげにもらった、たくさんのみかんがありました。

地方と若者をつなぐ“おてつたび”。人手不足解消の一手となるでしょうか。
 

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