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新型コロナで実習が激減 ワクチン接種会場で“看護師のタマゴ”高校生がお手伝い 緊張…想定外の状況も“奮闘” 愛知・弥富市

報道局

愛知県弥富市の“看護師のタマゴ”の高校生たちが、新型コロナワクチンの集団接種会場で、手伝いを行いました。接種を受ける人の会場案内や予診票の記入、接種後の健康観察などを任されるなかで、緊張でうまく話せない…専門外の質問を聞かれるなど、想定外の状況も。看護師を目指す高校生たちの奮闘を追いました。

愛知県弥富市にある愛知黎明高校。看護科があり、将来看護師になる夢を抱いて300人以上が勉強しています。

例年なら長期間、実際の病院で実習し、患者さんと接する機会がありますが、コロナ禍でその実習が激減。

そのため、コロナ禍で学生同士の実習ばかりになると、こんな問題も。

「学生同士で実習するとなれ合いというか、友達がやりやすいように動いてしまう。患者さんと関わることで看護の実践する力を身につけることがコロナによってできなくなった」(小山田里枝 先生)

 

そんな時、ワクチン会場での人手不足もあり弥富市から学校にお手伝いの依頼がありました。すると依頼されたほとんどの生徒243人がボランティアに手をあげたのです。

看護科3年の山田麻友さん。土曜日のボランティア初日を任されました。

「祖父が入院していた時に看護師という職業に憧れていた。私もそうなりたいと思って、この学校に入学しました。(ボランティアは)不安ですが、精いっぱい頑張ります」(看護科3年生 山田麻友さん)

 

山田さんのミッションは記載確認係。ワクチンを打つ人が持ってくる予診票にもれがないか、必要事項は抜けていないかを慎重にチェックしなければいけない重要な仕事です。

 

市役所の担当者から一通り説明を受けたあと、山田さんは同級生の松浦さんにわからないところを確認します。

「えっ?なに?もう1枚っていうのはなに?私たちがここを書くの?」(看護科3年生 山田さん)
「違う違う。ここまで書いてあるのを確認したら、ここを書いてもらう」(看護科3年生 松浦茉那さん)
「あー、そういうこと?こわい…、絶対パニックになりそう」(看護科3年生 山田さん)

 

この日の接種を受ける人は360人ほど。午後1時半、会場が開きますが緊張のせいか、なかなか足が動きません。

「順番に行きましょうか」(弥富市の担当者)
「行く?」(看護科3年生 山田さん)
「行ってみよう」(弥富市の担当者)

担当者に促され、山田さん、おそるおそる接種会場に来た人に近づきます。

「すみません。こんにちは、予診票の確認さしていただいていいですか」(看護科3年生 山田さん)

出だしは好調でしたが、徐々に日本語が怪しくなってきます。

「いま高血圧のお薬、飲まれて“ おらっしゃって”。きょう予防接種受けてよいと、“おっしゃられてますね、ハイ”」(看護科3年生 山田さん)

頭が真っ白になったのか、日本語がおかしくなってきました。

さらに…。

「これさ、どれ確認するのクーポンって?あっここ?」(看護科3年生 山田さん)

このときは、同級生の松浦さんが助け船を出してくれました。

 

続いて2人目…。

「確認さしていただきまして、問題ないので、接種さ、接種さして…」(看護科3年生 山田さん)

 

さらに3人目では…。

「きょうの日付とお名前をお書きいただいてもよろしいですか」(看護科3年生 山田さん)
「メガネ持って来てない」(接種を受けに来た女性)
「どうしよう…、代わりに書いてもいいの私が?」(看護科3年生 山田さん)
「一応ご自分でお書きいただける方には自分で書いていただいているので」(看護科3年生 松浦さん)
「見えないですか…?」(看護科3年生 山田さん)

ここでも松浦さんが助けてくれて、何とか「セーフ」!

 

一方、接種後15分の健康観察をする部屋。こちらでのミッションは、弥富市で行っているがん健診の案内を配った後、接種後の異常がないか様子を観察することです。

この会場を担当する國友さん。スタッフで高校生は1人だけです。

「助産師さんを目指していて、一番の夢は赤ちゃんを自分の手で取り上げてみたい。人前に立つのが苦手で、こういうインタビューも初めて。緊張すると声が小さくなるので、(本番は)大きい声でしゃべろうと意識したい」(看護科3年生 國友凜寧さん)

人前で話すのが苦手だという國友さん。

「そちらへどうぞ、こちら“紙”です…」(看護科3年生 國友凜寧さん)

今にも消え入りそうな声で、がん検診の案内を「紙です」と渡してしまいました。

 

さらに…。

「去年の12月、すぐそこでもらった薬なんだよね、これ飲んでいいかしら?」(健康観察で待機している男性)
「少しお待ちいただいていいですか、スタッフに確認してきます」(看護科3年生 國友さん)

専門外の思わぬ質問が飛んできます。

 

そして、健康診断の案内をしているときもこんな質問が。

「この日に(健康診断を)受けようと思ったら、いつから予約が始まるの?」(健康観察で待機している男性)

「あー、そうですね…」(看護科3年生 國友さん)

またもや想定外の質問。すぐに他のスタッフに確認します。

「もう予約できちゃうので」(スタッフ)
「いまもできるんですか?」(看護科3年生 國友さん)

回答を教えてもらったら、すぐに質問してきた男性の元に戻ります。

「いま全然予約可能なので」(看護科3年生 國友さん)

國友さんに質問した男性に、話を聞いてみると…。

Q.対応はどうでしたか
「いいと思うよ。(自分では)分からんから、知っとる人に聞きに行って、的確な答えをもらったから、非常に安心しました。高校生と聞いてびっくりした。的確にやってくれとるね」(健康観察で待機している男性)

 

開始から30分。國友さん、ようやく緊張がほぐれてきたようで…。

「がん健診のお知らせの紙です」(看護科3年生 國友さん)
「あっ、やってない」(健康観察で待機している男性)
「ぜひこの機会にお願いします」(看護科3年生 國友さん)

アドリブも出てきました。


一方、予診票をチェックする山田さんも。

「耳が聞こえないんだわ」(接種を受けに来た男性)
「大きな声で話しますね。お医者様に高血圧の薬を…」(看護科3年生 山田さん)

相手の状態に合わせて、臨機応変に対応できるようになりました。

 

 

「接種に来るみなさんも若い世代がいると元気が出ます。(ワクチン接種は)長期戦ですので、お手伝いいただけるなら本当にありがたい」(弥富市 安藤正明 市長)

今後は、授業のない土日や夏休みに1日5人から7人が参加。ワクチンの供給状況によりますが、来年の2月まで続く予定です。

 

この体験は看護師のタマゴたちにどんな変化をもたらしたのでしょうか。

「病院でも高齢者が多いと思うので、高齢者とどう関わればいいのか、なりたい看護師像を考えられました」(看護科3年生 山田さん)

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