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海水浴場に愛くるしいイルカの姿が… 人懐っこい性格でカワイイけど注意が必要 三重・尾鷲市

報道局・三重支局
三重 特集 2020/07/23 11:00

 三重県尾鷲市の海水浴場「三木浦マリンパーク」に、“かわいいお客さん”の姿がありました。ところが、地元の人たちは困惑しているそうで…。

 

 7月20日。三重県尾鷲市の海水浴場に、水中を軽やかに泳ぐイルカが。

 愛くるしく鳴きながら近寄ってきたこのイルカは、オーストラリア付近やインド洋など温暖な海に生息する“ミナミハンドウイルカ”のオスではないかということです。

 地元のダイバーの山田さんは。

「20歳からダイビングしてるけど、今まで一回もこういう経験はないです」(三木浦ダイビングサービス 山田哲郎さん)

 

 実は今年6月からこの近くで頻繁に目撃されていて、地元住民の間では名物イルカになっています。

 そもそもこのイルカ、なぜ尾鷲の海に現れたのでしょうか。専門家に聞いてみると。

「お休みをするために、波の穏やかなところに来ることはよくあるので、たまたまここが気に入ったという感じがします。基本的には2頭とか3頭で移動して、多いところで200頭とか300頭とか、それくらい大きな群れでいることが多い。1頭でいるというのは非常に珍しいと思います」(三重大学 森阪匡通 准教授)

 何らかの事情で入り江に迷い込み、波が穏やかで小魚などエサが豊富なこの場所が気に入ったのではないかといいます。

 

 とても人懐っこい性格だという、このイルカ。海で泳いでいる人にも興味津々の様子で。

「浜辺でいま、一人泳いでいるんですが、そちらのほうに泳いで行っていますね」(記者)

 

 波打ち際で泳いでいた人に向かって近づき、ごあいさつでしょうか。とても友好的にみえます。

 

 7月25日からオープン予定のこの海水浴場にとっては、うれしいお客さんかと思いきや、こちらの海水浴場では海開きは中止に。イルカがいなくなるまでの間は遊泳禁止だというのです。

 山田さんも実はイルカがいることは不安だといいます。

「危険か危険じゃないかで言ったら、ちょっと怖い問題になると思います。(イルカが)接触してきた場合はトラブルが考えられる」(三木浦ダイビングサービス 山田さん)

 

 危険性に関しては、専門家も警鐘を鳴らしています。

「イルカは尻尾を振る力が非常に強く、もし本気で尻尾を振ると、大人でも当たると骨折まであると思う」(三重大学 森阪准教授)

 イルカの尾でたたかれれば大けがをする可能性があるというのです。

 かわいいけれど、ちょっとやっかいなイルカ。今後、近くに仲間の群れが通れば合流する可能性もあるということですが、それがいつになるかはわからないそうです。
 

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