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金魚業界もコロナで苦況 1匹数万円の高級金魚は売れるのに・・・ そのわけは「祭りの中止」

報道局

 「金魚のまち」として知られる、愛知県弥富市で、1匹数万円もする高級金魚が今年はよく売れているといいます。

 でも、生産者から聞かれるのは、困惑する声ばかり。取材をすると、ある実態がわかりました。

 

 国内で生産する26品種がすべて揃う金魚の町、愛知県弥富市。

 専門店で金魚を見せていただくと…。

 赤・白・黒のコントラストが美しい「東錦(あずまにしき)」。お値段3万円。

 

 丸く大きな体に赤い模様と、輝く白いウロコが特徴。“金魚の王様”とも称される「ランチュウ」。こちらはお値段なんと10万円!

「1時間でも見てるよ。泳いでるの。かわいいもん」(購入した人)

 個人のファンだけでなく、販売業者も買い付けにやってきます。

「(販売価格が)2000~3000円の間。桜東錦とか珍しい金魚はめちゃくちゃ売れますね」(仕入れに来た販売店)

 

 今年は、1匹1000円から1万円ほどする金魚が売れているといいます。金魚の卸、販売を行う「マルウ」で話を伺いました。

「たぶん、ステイホーム。今年は3月から観賞魚に関しては去年に比べ、いい感じで注文が来ている」(マルウ 伊藤惠造代表)

 新型コロナの自粛の影響で、観賞用の高級金魚が売れ、さぞウキウキかと思いきや。

「(売り上げは)去年よりいいですか?」(記者)
「完全に悪いです。いくら観賞魚がよくても、差し引き20%くらいは悪い」(マルウ 伊藤代表)

 

 売り上げは好調なはずなのに、いったいなぜ?その理由を見せてくれました。

「これが金魚すくいのメイン、コアカ(小赤)という和金。100%減に近いくらい、金魚すくいに関しては全くないですから」(マルウ 伊藤代表)

 売り上げを落としている原因が“コアカ(小赤)”と呼ばれる小さな金魚。金魚すくいで主に使われている品種です。

 

 しかし、今年は新型コロナの影響で、多くの祭りが中止に。金魚すくい用の金魚の行き先がないのだといいます。

 弥富の金魚のうち、金魚すくい用は約4分の1。

 今が出荷の最盛期だといいますが、東海観賞魚卸売市場で競りをのぞいてみると。

 流れてくる金魚の多くは観賞用です。

「栃木から来ました。(仕入れは)9対1で観賞用が多い」(栃木の業者)
「今年は金魚すくいの需要がないので、観賞用がほとんど」(奈良の業者)

「金魚すくい用は買わない?」(記者)
「いらん…。“すくい”の金魚は行き場がない」(地元の問屋)

 

 生産者も悲鳴をあげています。

「すくい用の金魚は600匹出品しました」(はっとり養魚場 服部崇さん)
「金魚すくい用の在庫はどのくらいある?」(記者)
「もうメチャクチャいます」(はっとり養魚場 服部さん)

 金魚を育てている服部さんの所には、行き場をなくした金魚が、約100万匹もいるといいます。

「(エサやりに来たけど)魚が反応して集ってきてくれる」(はっとり養魚場 服部さん)

 

 手塩にかけて育てても、出荷先のない金魚たち。さらに追い打ちをかけているのがこの長く続く雨です。

「雨が続くと水質の変化が大きいので」(はっとり養魚場 服部さん)

 雨による水質の変化で、金魚が死んでしまうこともあるのだそうです。収入は4割減った上、育て続ける為のエサ代もかさみます。

 

 そんな中、地元の水産試験場と服部さんたちが協力して、あることに挑戦しているといいます。それは新しい品種の開発。

 弥富原産のサクラニシキ(桜錦)と目が上を向いているチョウテンガン(頂天眼)を掛け合わせた金魚。

 サクラニシキ(桜錦)の丸いフォルムとチョウテンガン(頂天眼)の特徴的な目が合体。今年秋の出荷を目指して育てているといいます。

「弥富金魚の起爆剤になってほしいです」(はっとり養魚場 服部さん)
 

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