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三菱重工業、スペースジェット(旧MRJ)開発について事実上の凍結を発表 周辺への影響を追った

報道局
特集 愛知 2020/10/30 20:00

 国産初のジェット旅客機「スペースジェット(旧MRJ)」の開発について、三菱重工業は30日、事実上の凍結を発表。この地方の企業にも影響が出ています。


 30日、東京で会見した三菱重工業。そこで話されたのは。

「スペースジェット約90席クラスの開発活動について、いったん立ち止まります」(三菱重工業 泉澤清次 取締役社長)

 2008年から開発をすすめている国産初のジェット旅客機、スペースジェット(旧MRJ)。

 三菱重工業は、新型コロナウイルスの影響で悪化した収益を回復するため、「立ち止まる」と発表しました。

 巨額の開発費を投じたプロジェクトの事実上の“凍結”は、東海地方にも影響を及ぼしそうです。
 
「応援をいただきながら立ち止まるという判断をしたことは大変申し訳ない」(三菱重工業 泉澤 取締役社長)

  

 5年前、大勢の関係者に見守られ初飛行したスペースジェット。

 しかし、量産機の納入は設計変更などから6度の延期。

 さらに今年6月には新型コロナの影響で航空機の需要が見通せず、大幅な人員削減や海外拠点の閉鎖など量産化が更に遠のく事態になっていました。

 スペースジェットの量産開始に期待を寄せていた、愛知県尾張旭市の部品メーカーは。


「スペースジェットの主翼の部品加工をやろうということで。結果的には主翼の部品加工をすることはあまりかなわなかった」(旭精機工業 山口央 取締役社長)

 この会社は、スペースジェットの量産に向け、4年前に神戸市に約22億円をかけ、主翼の部品を加工する新工場を整備。

 しかし、一向に量産が始まらないため、他の仕事で神戸工場の操業をつないできました。

「コロナの問題がありまして、さらに追い打ちをかけられた。ひとつの流れかな」(旭精機工業 山口 取締役社長)

 スペースジェット凍結の影響が、この会社に重くのしかかっています。
    


 一方で、新たな取り組みに方針転換したところも。

 スペースジェットの開発を手伝うために、愛知県豊山町の三菱重工業のすぐ近くに3年前に事務所を開設した会社。

 自社開発したのは、飛行訓練用のフライトシミュレーターです。

「(三菱重工業など)お客さんの仕事だけではなく、自社の製品開発も必要じゃないかと」(タマディック 航空・宇宙事業部長 村上正一さん)

 自社製品の開発をすすめ、パイロットを育成する教育機関向けに販売しています。
 


 コロナの収束も見通せず、先の見えない航空機産業に専門家は。

「(航空機の)生産が下がっていくと(この地方で)100人規模の余剰人員がでるのではないか」(中部航空宇宙産業技術センター 青山一郎 事務局長)

 航空機産業の回復には、少なくても4年、長期化が予想されます。
  


「航空機産業は、日本の子どもたちの夢だと思う。厳しいですが、やらなくてはいけない」(タマディック航空・宇宙事業部長 村上さん)

 凍結してしまった国産ジェットの夢。この地方の航空産業は正念場を迎えています。

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