営業秘密を漏らした罪に問われ無罪の愛知製鋼元専務が約120億円の損害賠償を求め提訴
報道局・社会班
愛知
2022/05/17 6:00
愛知製鋼の営業秘密を漏らした罪に問われ、無罪になった元専務の男性が、16日、愛知製鋼とその社長らに対し、約120億円の損害賠償を求め提訴しました。
愛知製鋼の元専務・本蔵義信さん(72)は、磁気センサーの製造工程に関する営業秘密を漏らした罪に問われ、先月、無罪判決が確定しました。
訴状などによりますと、本蔵さんは、虚偽の申告によって逮捕・拘留され、その後も約5年間にわたって被告人の立場を強いられるなど、多大な精神的苦痛を受けたなどとして、愛知製鋼と社長ら3人に対し、約120億円の損害賠償を求め名古屋地裁に提訴しました。
提訴を受け、愛知製鋼は「訴状を確認してから対応を検討してまいります」などとコメントしています。