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給食に高級魚がやってきた! その背景に“コロナ禍”影響受ける生産者の思い 三重・大紀町

報道局

 小学校の給食に、高級魚が登場。その背景には、新型コロナウイルスの影響を受けた生産者の思いが――。

 

 三重県の伊勢志摩地域にある、大紀町(たいきちょう)。豊かな自然に恵まれ、漁業や農業が盛んな町です。

 大紀町の漁港近くにある錦小学校を訪ねると、児童たちが席の間隔をあけ、給食を楽しんでいました。

 実は、この日のメニューはちょっと特別。先生が児童たちに説明をはじめます。

「錦でとれた、すぐそこのタイです。地元の味ですので、よく味わって食べてください」(錦小学校 西村洋指導教諭)

 給食として提供されたのは、高級魚・タイのフライでした。町内すべての小中学校で提供されたということで、価格の高いタイが給食で出されるのは、町内では初めてだそうです。

 給食に高級魚――その背景を聞くと、“生産者の要望”で実現したといいます。

 

 近くの漁港を訪ねてみると、いけすの中に大量のタイが。約3万5000匹ものタイが、出荷を待っていました。

 以前は、高級料理店やスーパーなど多くの出荷先がありましたが、新型コロナの影響はこうした生産者にも及んでいました。

「もう全然です。ちょっとずつは戻ってくる気配もあるんですけど、まだまだですね」(大洋丸 加藤淳也さん)

 出荷が激減する一方、1日のエサ代は20万円以上。出費だけがかさむ毎日です。

 実はこの養殖のタイ、これまでは遠方への出荷がほとんどでした。

「(地元では)実はあまり食べない。子どもたちにとっては特別だと思う」(大洋丸 加藤さん)

 地元ではあまり食べる機会がなかった、大紀町のタイ。給食に出すことで売り上げにもつながり、子どもたちに地元の産業を知ってもらえる一石二鳥のチャンスだと考えたのです。

「地産地消ということで、地元の子どもたちにおいしく食べていただく」(大紀町地域おこし協力隊 森川竜一さん)

 決められた重さに切り分け、真空パックにして、大紀町内の小中学校に約80匹分を納品。今回はタイの味を存分に味わってもらおうと、皮つきで提供することにしました。

 地元で育てられたタイ。子どもたちの感想は?

「タイのフライは食べたことがないです。サクサクしておいしかった」
「プリッとしておいしかった」(児童)

「ほかの魚と違うと、わかった?」(記者)
「わかりませんでした」(児童)
「でも、おいしかった?」(記者)
「はい!」(児童)

「地元のおいしい魚を食べることで、海と共に生きてきた錦町の良さを再発見する機会になればいい」(錦小学校 西村指導教諭)

 大紀町ではほかにも、地元産の原木シイタケを給食の材料に取り入れるなど、地産地消の取り組みを進めているといいます。

 

 学校給食が、コロナ禍の生産者にとって、ささやかながらも支えとなっているようです。

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