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“アベノマスク”の寄付をめぐり…判断が一転 「違法かも」から「問題なし」に 警察の対応に店が憤り

報道局

 愛知県豊川市。憤りを隠せない一人の男性がいました。

「許可がおりたので、すぐ電話切りました。悩んだ1週間でした」(中々 榊原直斗さん)

 豊川駅前に焼き鳥店「中々」を構える榊原さん。

 怒りのワケ、それは…。

 新型コロナウイルス対策で配られた、いわゆる“アベノマスク”などを寄付することで店側から割引などの様々なサービスを受けられる取り組み。

 この店でも客から未使用のマスクの寄付を募り、その代わりに店で使える1000円の割引券を渡す取り組みを始めていました。

 これまでに集まったマスクは約120袋。わざわざマスクを買って寄付してくれた人もいたといいます。

 

 ところが、6月中旬、警察から「マスクが“古物”に値するかもしれない」という1本の電話が。

 警察が指摘したのは「古物営業法違反」の可能性。
 


 「古物営業法」とは中古品を買い取って転売するなど「古物営業」を行う業者に、あらかじめ許可の取得を義務づけるもの。

 つまり、寄付のマスクは新品であっても「人の手にわたったもの」=「古物」となり、それを扱うことは違法の可能性があると警察が連絡してきたというのです。

 警察の話をうけ、榊原さんの店ではマスクの寄付の受付は続けたものの、割引券を渡すことは諦めていました。

 

 すると25日、警察から「金券との交換は問題ありませんでした」という電話が。

 違法の可能性という話から一転、マスクと金券の交換は問題がないとの知らせでした。

 榊原さんは。

「僕としては善意でやっていたんで、(警察が)申し訳なさそうな感じでくるかと思ったけど、別に何もなく普通だったんで、あーそうなんだととらえましたけど。やっぱもう悩んだ1週間でしたね」(中々 榊原さん) 

 

 

 警察の対応に困惑する店は他にも。

 岐阜県美濃市の旅行代理店「旅の森キャリッジ」では、未使用のアベノマスクと引き換えに500円分の旅行補助券を用意。

 集めたマスクを保健センターに届け、妊婦など必要な人に配ろうとしていました。

 

 しかし、警察からは「古物商取引の免許がないと法に触れますよ」と連絡があったといい、そのため、わざわざ古物商の許可を取得したといいます。

 すると6月24日、警察から「直接お詫びしたい」と連絡が。

 譲られたマスクを別の相手に寄付する形となっている今回のケースは問題ないという説明があったといいます。

「憤りというか、なぜなのか。もう少し深く考えていただきたいと思いました。回収はこのまま続けていきたいと思いますので、みなさんのご協力をお待ちしています」(旅の森キャリッジ 旦野隆晃 取締役)

 

 

 どこかに寄付するためにマスクを商品券などと交換して集めることが古物営業法にあたるのか、改めて警察に聞いてみました。

 愛知県警は「状況がそれぞれ違うので、それぞれで古物営業の許可が必要か判断する」と回答。

 「マスクの交換サービスで判断に困った場合は警察に相談してください」ということでした。

 

 そこで法律的にどうなのか、弁護士の嵩原安三郎さんに聞きました。

「マスクの引き替えサービスは、形式的には古物営業法にあたる。しかし、転売の可能性が限りなくゼロのため、実質的には古物営業法にあたらないと警察が判断したと思う」(弁護士 嵩原安三郎さん)

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