大規模漏水 農家が東海農政局に早期の対策を直接要請 「あと1週間が山場」切迫した状況訴え
報道局・政経班
愛知
2022/05/23 11:40
愛知県豊田市の取水施設で大規模な漏水が発生し、農業用水が停止している問題で、地元農家が東海農政局に対し早期の対策を求めました。
矢作川の水を取り込む施設で起きた大規模な漏水により、工業用水の供給は制限付きで再開されましたが、農業用水は停止したままとなっています。
問題発生後、田植えシーズンを迎えている地元の農家からは、水の供給を求める声が相次いでいましたが、23日は地元農家などが対応に当たる東海農政局を訪れ、早期の対策を求めました。
JAあいち中央営農部会の神谷力部会長は、「あと1週間が山場だと思いますのでぜひとも対策を早めにお願いしたい」と切迫した状況であると訴えました。
現場の施設では22日までに、最低限必要な水を供給するための目標とされていた約110台の仮設ポンプが設置されました。
しかし、想定よりもポンプによる取水量は少なく、東海農政局は今後、さらにポンプを増やす方針です。