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雇用の調整弁… コロナ切りに苦しむ外国人労働者たち 家族の病気が追い打ち

報道局

 長引く新型コロナウイルスの影響。ものづくりの現場を支えた外国人たちの生活を直撃しています。

 

 日本で暮らすインドネシア人への支援活動をする佐伯奈津子さん。

 普段は名古屋学院大学で国際問題や平和学を教えていますが、3月下旬ごろからコロナの影響で仕事を失ったインドネシア人から連日相談が来るようになりました。

 実は日本で一番多くのインドネシア人が住むのが愛知県(6824人・2019年6月末)。

 

 一体どんな影響を受けているのでしょうか。

 愛知県西尾市に住む日系3世のウィンディーさん(26)と5歳の娘・カンザちゃん。

 母親のアニタさんのお父さんは戦争でインドネシアに渡った元日本兵です。

 

 ウィンディーさんは自動車部品の工場で派遣社員として働いていましたが、4月下旬に解雇されました。

「本当にひどいです。仕事がないですから。外国人から解雇されました。本当に悲惨な状況です。インドネシア人、フィリピン人、ブラジル人、外国人みんなです」(自動車部品工場を解雇 ウィンディーさん)

 外国人25人のうち17人が解雇、6人が休業になったといいます。(取材時)

 

 来日する予定だった夫は今、コロナの影響で来ることができません。

 ウィンディーさんの収入で生活をし、インドネシアにも毎月6万円を送っていました。

 26年前に来日した母親のアニタさんは、現在子宮がんの治療中。不安の種は尽きません。

「娘の仕事がなくなってしまい、本当に悲しいです」(母親 アニタさん)

「こういうときに解雇や休業をさせられたのはすごく失望しました。あとで人手が必要になったら呼ばれる、そんな扱いにとてもがっかりしています」(自動車部品工場を解雇 ウィンディーさん)

 8月までに次の仕事が見つからなければ、もう日本にはいられないかもと考えているそうです。

 

 碧南市に住むキングさん(51)も、4月上旬に自動車部品工場を解雇になりました。

 本来、解雇通告は、30日前までにされなければいけませんが、事前の通告はありませんでした。

「家族で日本に来た目的は子どもに日本の教育を受けさせたかった」(自動車部品工場を解雇 キングさん)

 家族4人で来日し、現在長男は大学2年生。高校2年の長女も大学進学を希望しており、何としてでも新しい仕事を探さなくてはいけません。

 

 西尾市の県営住宅に住むインドネシア人の家族を訪ねました。

 部屋には照明もクーラーも見当たらず、もの自体がほとんど置いてありません。

 子どもが4人と両親、さらにおじいさんとおばあさんの8人家族です。しかし、おじいさんは去年、脳卒中で半身不随に。

 一家を支えるご主人は仕事が激減していました。

「2月、3月は手取りが10万円あるかないか。それで8人(を養う)」(名古屋学院大学 佐伯奈津子 准教授)

 家賃は1万3000円ほどですが、おじいさんの薬代や検査代、おむつ代が家計を圧迫しているといいます。

「今の時点では先が見えません。仕事の状況もよくないので、ご飯を食べられるだけで神様に感謝です。他は何も考えられません」(妻)

 

 東海地方の製造業を支えてきた外国人労働者の雇用が切り捨てられている現実があります。

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